NEAR Protocol (NEAR) は過去24時間で 11.5%上昇 したものの、週足チャートに残る頑固な警告サインが、この上昇相場に対する強気派の楽観を抑えている。
重要ポイント:
- 買い手が勢いを維持できれば、NEARの上昇は3ドル、その先まで伸びる可能性がある。
- 週足での値動きは依然として弱気で、2.80ドル近辺は重い供給ゾーンとして警戒されている。
NEARの急騰でデリバティブ取引が活況
トークンは1セッションで11.5%急騰し、その動きが 加速 する中で、デリバティブトレーダーはレバレッジロングへと一斉に駆け込んだ。
同じ時間帯にNEAR契約の建玉(オープンインタレスト)は11.6%増加し、静かな現物主導の上昇というよりも、反発局面を追いかける新たな投機マネーの流入を示した。今回の上昇はまた、年初来で多くの主要銘柄を上回ってきたAIインフラ銘柄ストーリーを背景に、AI関連トークン全体への買いと歩調を合わせている。
一方で、資金調達率(ファンディングレート)はより落ち着いたストーリーを語っている。
5月31日から6月1日にかけては、攻撃的なロングが殺到し、パーペチュアル先物価格が現物を上回る水準まで買い上げられたことで急騰した。その後1日ほどかけてゼロ付近まで低下し、上昇の第一波を牽引したショートカバーを市場が消化したことを示した。プレミアムが小さい現状では、ロングポジションが保ち続けられる上でのコスト的な重しは軽い。
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週足チャートが示すNEARの警告
2025年3月には高値・安値の切り上げパターンが崩れ、構造が弱気に転換。さらに2025年12月の週足では、1.79ドルのスイング安値も割り込み、その2度目のブレイクが 明確な 下落トレンド継続を示した。これは、現在の上昇がなおも下向きバイアスの強い市場の中で、レイヤー1トークンにおけるカウンタートレンドの反発として読めるため、いま重要になっている。
3.34ドルのスイング高値から引いたフィボナッチ・リトレースメントでは、2.38〜2.80ドルの間に「ゴールデンポケット」が形成されており、売り手が再び現れて上昇を抑え込みやすいゾーンだ。ただし、現時点では明確な反応はまだ出ていない。
トレーダーは3ドル到達を注視
4時間足チャートでは、今週も目先の構図はポジティブなままだ。NEARは2.20ドルのサポートを テスト した後、2.21ドルの78.6%戻し付近から反発している。現在の水準から3.20ドル、場合によってはそれ以上への上昇も射程圏内に見えるが、2.80〜3.00ドルの供給ゾーンは、持続的な上昇にとってなおも重石として意識される。2.01ドルを明確に割り込めば、その強気バイアスはいったん否定され、弱気転換シグナルとなるだろう。
NEARはここ数カ月、激しい乱高下を繰り返してきた。2026年初頭には1ドルを割り込み、約0.84ドルまで下落してから持ち直したものの、昨秋につけた3.34ドルの高値はいまだ回復できていない。現在の反発も、長期トレンドの明確な転換というよりは、レンジ相場の中での荒い値動きに沿った一局面として位置づけられる。
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