XRP は重要なサポート水準を下抜け、トレーダーがさらなる下落リスクを警戒する中でデジタル資産に圧力がかかっている。仮想通貨は2.150ドルを割り込み、2.180ドルで維持されていた強気トレンドラインをブレイクした。テクニカル指標は、トークンが2.10ドルのピボット水準を回復しない限り、弱さが続く可能性を示唆している。
何が起きたのか:サポート割れ
XRPは2.150ドルを上抜けようと試みたものの、その勢いを維持できなかった。これは Bitcoin や Ethereum の値動きと似た展開だ。価格は2.120ドルおよび2.10ドルを下回って下落した。
トークンは、1.817ドルのスイング安値から2.286ドルの高値までの50%フィボナッチ・リトレースメント水準を下抜け、さらに1時間足チャートで2.180ドル付近の強気トレンドラインも割り込んだ。
現在、この仮想通貨は100時間単純移動平均線(Simple Moving Average)を下回って取引されている。XRPが再び上昇を試みた場合、2.080ドル付近がレジスタンスとして意識される。最初の大きな壁は2.10ドルであり、この水準を終値ベースで上回れば、2.120ドルや2.150ドル方向への上昇につながる可能性がある。
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なぜ重要なのか:下値目標が浮上
重要なテクニカル水準を割り込んだことで、売り圧力が続いた場合の下値目標に注目が集まっている。下方向の初期サポートは2.00ドル付近で、直近のスイング安値から高値までの61.8%フィボナッチ・リトレースメント水準と概ね一致している。次の主要なサポートは1.9250ドル付近に位置する。
価格が1.9250ドルを終値ベースで下回った場合、さらなる下落によってXRPは1.850ドル付近まで押し下げられる可能性がある。
追加のサポートは1.820ドルおよび1.80ドル付近に控えている。時間足のMACDは弱気領域でモメンタムを強めており、RSI(Relative Strength Index) も50を下回っていることから、テクニカル面でのネガティブな見通しが強まっている。
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