XRP の価格は2.22ドルを上抜けたものの、2.28ドルより上では勢いを維持できず、テクニカルパターンからは、再び下落してトークンが2.15ドルを割り込む可能性も示唆されている。暗号資産は現在2.18ドル近辺で取引されており、主要指標に弱気シグナルが出始めるなかで 複数のレジスタンス水準 に直面している。
何が起きたのか:上昇の失速
XRPは1.82ドルから2.29ドルまで上昇した後に勢いを失った。Kraken のデータを NewsBTC が 解説 している。トークンは2.20ドルのレジスタンスゾーンを突破し、一時的に2.24ドルを上回って、日中高値の2.29ドルに到達した。
その後、価格は1.82ドルのスイング安値から2.29ドルの高値までの上昇に対する23.6%フィボナッチ・リトレースメント水準を下回って後退した。XRPは現在、2.18ドル近辺で取引されており、100時間単純移動平均線の直上に位置している一方、時間足チャートでは2.23ドルにレジスタンスを持つ下降トレンドラインが形成されている。強気派はまず2.23ドルで直近のレジスタンスに直面し、その上には2.25ドルと2.29ドルというより強い上値の壁が控える。
2.29ドルを明確に上抜ければ、価格は2.35ドル方向へと伸びる可能性があり、さらに上には2.43ドルや2.50ドルといったレジスタンス水準も見込まれる。しかし、2.25ドルのゾーンを突破できなければ、新たな売り圧力が高まる展開が予想される。
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なぜ重要か:下振れリスク
最初のサポートは2.15ドル付近に位置し、その下の主要な下値メドは2.10ドル近辺にある。2.10ドルを終値で明確に割り込むと、アナリストは2.05ドルの50%フィボナッチ・リトレースメント水準が意識されると指摘している。時間足チャートのMACD指標は強気モメンタムの弱まりを示しており、相対力指数(RSI)も50を下回って、買い圧力の減退を示唆している。
さらに下落が進めば、XRPは2.00ドル方向への下押し圧力にさらされ、下げが拡大した場合は1.93ドル付近までの下落も視野に入る。テクニカル面の構図からは、買い手が2.25ドルのレジスタンスゾーンを取り戻し、下降トレンドラインより上での取引を維持できない限り、上値余地は限定的であることが示されている。
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