Strategy Inc.(ストラテジー社)は、米国証券取引委員会(SEC)への月曜日付けの提出書類によると、約12.8億ドルを投じてビットコイン(BTC)1,7994BTCを購入し、1BTCあたり平均70,946ドルを支払った。
この取得は3月2日から3月8日の間に行われ、同社が継続的に実施しているATM(at-the-market)株式発行プログラムによる資金で賄われた。このプログラムにより、同社は追加のビットコイン購入資金を調達するため、自社株を公開市場で随時売却することができる。
今回の購入後、ストラテジー社の保有するビットコインは合計73万8,731BTCとなり、取得総額は約560.4億ドル、手数料や諸経費込みの平均取得単価は1BTCあたり75,862ドルとなった。
この購入は、同社が財務戦略の一環として企業資本をビットコイン準備資産へと転換していく、長期的な方針を継続するものだ。
ATM株式売却でビットコイン蓄積を継続
ストラテジー社によれば、今回のビットコイン購入資金は、同社のATM有価証券オファリング・プログラムの下で実施した株式売却による収益で賄われた。このプログラムにより、同社は普通株および優先株を市場に直接、随時売却できる。
同期間中、同社は変動金利のシリーズA永久ストレッチ優先株を3,776,205株売却し、約3億7,710万ドルの純収入を得た。また、クラスA普通株を6,327,541株発行し、約8億9,950万ドルを調達した。
これらを合わせると、株式売却による収益は約12.76億ドルとなり、この資金が今回のビットコイン取得に充てられた。
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提出書類によれば、ストラテジー社はATMプログラムの代理人を務める複数の主要金融機関との既存の販売契約も改訂した。
この変更により、同社は同一営業日においても、異なる取引時間帯ごとに複数の販売代理人を指名できるようになり、株式売却の執行における柔軟性が高まる可能性がある。
ストラテジー社のビットコイン戦略と市場への影響
かつて**マイクロストラテジー(MicroStrategy)の名で知られたストラテジー社は、2020年に会長のマイケル・セイラー(Michael Saylor)**の下でビットコインを主要な財務準備資産とする戦略を採用して以来、ビットコインを最も多く保有する上場企業となっている。
同社は、インフレや法定通貨の価値希薄化に対するヘッジとしてビットコインの蓄積を開始し、その後、転換社債、株式発行、優先株発行などを通じて資金調達を行いながら、この戦略を徐々に拡大してきた。
過去数年にわたり、ストラテジー社の積極的な買い増しにより、同社はビットコイン市場で最も影響力のある機関投資家の一つとなっている。
同社の購入動向は、企業による暗号資産への恒常的な資金流入の中でも最大級の規模であることから、投資家に注視されている。
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