バイナンスは月曜、Terra (LUNA) ネットワークのアップグレードを同日中に支援すると発表した。これを受け、LUNAは約15%上昇した。
主要ポイント
- バイナンスはTerraのv2.21.0アップグレード実施中、LUNAの入出金を停止する一方、取引は継続する。
- アップグレードはブロック高22,942,000で有効化され、ネットワークの安全性、安定性、相互運用性の向上を狙う。
- LUNAは1日で約15%、週間では約30%上昇。出来高は約1,290%増加した。
バイナンス、アップグレードに合わせTerraの入出金を停止
同取引所は03:00 UTCに発表し、Terraネットワーク上のトークンの入出金を9月21日14:00 UTCごろから停止すると説明した。停止対象は送金のみで、LUNAの取引は通常通り継続する。バイナンスは、同取引所でLUNAを保有するユーザーについては技術面の対応を行うとしている。入出金は、アップグレード後のネットワークが安定したと判断した時点で再開される見込みで、追加の告知は予定していない。
v2.21.0はブロック高22,942,000で有効化される予定で、バイナンスは同時刻が約15:00 UTCになると見込んでいる。これは一部の情報より1時間早い。アップグレードはネットワークの安全性、安定性、相互運用性の強化を目的としており、チェーン上のあらゆる取引やアプリケーションの基盤に関わる要素が対象となる。プロジェクト側も独自に告知を出している。
Terra Phoenixチームは、保有者は特に対応不要だと説明した。ただし、バリデーターの更新作業中に短時間のネットワーク停止が発生する可能性があるという。
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LUNAは上昇、先物市場のシグナルはまちまち
LUNAは24時間で約15%上昇し、取引価格は0.0536ドル近辺。週間上昇率は約30%に達した。この間の値幅は0.0464ドルから0.0646ドル。日次出来高は約1,290%急増しており、通常の売買ではなく、新たな投機資金の流入を示唆する動きとみられる。
日足では、LUNAは50日単純移動平均を上回って推移し、200日線もわずかに上回った。RSIは71から約65.5へ低下しており、上昇後の利益確定売りを示唆する水準だ。先物市場はより複雑で、建玉は1日で90%以上増え、約510万ドルに達した。バイナンス単独では倍増した一方、その後4時間では全体で8.55%減少した。
Crypto Anu氏、定番のアップグレード相場と指摘
トレーダーのCrypto Anuは投稿で、予定されているアップグレード、取引所の入出金停止、その後のボラティリティ拡大という一連の流れを「典型的なアップグレード相場」だと指摘した。同氏はLUNAの上昇率を約40%とみているが、これは取引所データが示す24時間の値動きより大きい。
もっとも、LUNAが置かれている背景は特殊だ。現在のLUNAは、Terraが2022年5月に再始動したネットワーク上で取引されている。当時、アルゴリズム型ステーブルコインのドルペッグが崩壊し、数日で約400億ドルの価値が失われた。Terraform Labs共同創業者のDo Kwon氏は、その崩壊に関連する詐欺罪で有罪を認めた後、12月に禁錮15年の判決を受けた。LUNAの価格はそれでもなお、5セント強で推移している。

