サイファーパンク・テクノロジーズ、2026年第2四半期決算を発表

Zcash保有拡大で評価益を計上し黒字転換。 子会社Leapは大腸がん治療薬の第3相試験でFDAと合意。
4時間前
サイファーパンク・テクノロジーズ、2026年第2四半期決算を発表

マサチューセッツ州ケンブリッジ発、2026年8月12日 /PRNewswire/ -- サイファーパンク・テクノロジーズ(Cypherpunk Technologies Inc., Nasdaq: CYPH、以下サイファーパンク)は、 2026年6月30日に終了した2026年第2四半期の決算を発表した。

サイファーパンクの社長兼CEOであるダグラス・E・オンシ氏は次のように述べた。

「第2四半期は、年初から取り組んできたZcashデジタル資産トレジャリー戦略を着実に遂行し、 保有残高を32万3,394.38 ZECまで積み増しました。また、Valar Groupの創業者である デブ・オジャ氏をアドバイザーとして迎えました。

子会社のLeap Therapeuticsは、DKK1高発現の2次治療転移性大腸がん患者を対象とした 第3相試験計画についてFDAと合意に達しました。 主要評価項目は客観的奏効率とし、米国での迅速承認を支えるとともに、 全生存期間を最終評価項目として米国での完全承認およびグローバルでの申請を目指します。 当社は、sirexatamabをどのような形で第3相以降に進めるのが最適かを見極めるため、 独立スピンアウトによる資金調達か、がん患者へのコミットメントを共有するパートナーとの提携かを含め、 戦略的選択肢を検討しています。」

サイファーパンクのチーフ・インベストメント・オフィサーであるウィル・マクエボイ氏は次のようにコメントした。

「経済全体がAI主導へとシフトするなか、真のプライバシーは技術的選好から 社会基盤としての必須要件へと変わりつつあります。 第2四半期の取り組みは、基盤的な通貨資産としてのZcashに対する サイファーパンクの確信を改めて裏づけるものとなりました。

ZECトレジャリーの拡大、世界水準のアドバイザリーチームの強化、 そしてZODLのような中核インフラ開発者への支援を通じて、 デジタル・プライバシー普及の長期的価値を取り込める体制を 段階的に構築しています。」

サイファーパンクの主なトピック

  • Zcashトレジャリー保有残高を32万3,394.38 ZECに拡大

    • 2026年8月11日時点で、サイファーパンクは平均取得単価341.83ドルで 合計32万3,394.38 ZECを保有しており、Zcashネットワークの流通供給量の 約1.92%に相当する。
    • ZECはピアツーピア決済ネットワーク上で送金できるデジタル通貨であり、 「ゼロ知識証明」と呼ばれる暗号技術を用いることで、 高いプライバシーを維持しながら金融取引を行うことができる。
  • デブ・オジャ氏をアドバイザーに任命

    • サイファーパンクは、Zcashネットワークの開発・リサーチをリードする Valar Groupの創業者、デブ・オジャ氏をアドバイザーに起用した。 Valar Groupは、Zcashの大規模スケーラビリティ向上を目的とした 高性能フルノードソフトウェア「Zakura」や、 Ironwoodシールドプールの開発で中核的な役割を担っている。 オジャ氏はZcashプロトコル標準に関する公式ZIPエディタも務める。
    • サイファーパンクのアドバイザリーチームにはこのほか、 Zcashのキーパーソンであるアルジュン・クマーニ氏、 ZODL CEOのジョシュ・スワイハート氏、 Geminiチーフ・オブ・スタッフのジェフ・ティラー氏、 そしてZcash創業者でありShielded Labs最高プロダクト責任者の ズーコ・ウィルコックス氏が名を連ねている。

子会社Leap Therapeuticsの主なトピック

  • ランダム化第2相DeFianCe試験結果が Clinical Cancer Research に掲載

    • Leap Therapeuticsは、抗DKK1モノクローナル抗体sirexatamab(DKN-01)を用いた 第2相ランダム化試験DeFianCe(NCT05480306)の結果が、 学術誌 Clinical Cancer Research に掲載されたと発表した。 掲載論文「Sirexatamab in Combination with Bevacizumab and Chemotherapy as Second-Line Therapy for Advanced Colorectal Adenocarcinoma: the Phase II DeFianCe Trial」では、有効性、安全性、バイオマーカー解析の全データとともに、 DKK1バイオマーカー所見の統計学的根拠が示されている。
    • 査読付き解析の結果、ITT集団における事前規定の主要評価項目は未達であったものの、 ベースライン血漿DKK1値が高い患者ほどsirexatamabのベネフィットが大きくなることが、 複数の独立した統計手法により確認された。 さらに、DKK1高値は標準治療単独では予後不良に関連することも示され、 DKK1高発現転移性大腸がん(mCRC)は高いアンメットニーズを抱える 生物学的に独立した集団であることが裏づけられた。
  • DKK1高発現大腸がんを対象とする登録用第3相試験でFDAと合意

    • Leap Therapeuticsは、DeFianCe試験結果および DKK1高発現2次治療mCRCにおけるsirexatamabの開発戦略について、 FDAとType Cミーティングを実施した。 同社が提示した第3相試験デザインに対し、FDAはDKK1バイオマーカーで選択された患者集団の採用や、 迅速承認と完全承認の双方を念頭に置いたデュアルエンドポイント構造など、 主要要素について支持を示した。
    • 両者は、FOLFIRIまたはmFOLFOX6をベースとしたフルオロピリミジン系化学療法と ベバシズマブを標準治療とし、これにsirexatamabを上乗せする群と、 化学療法+ベバシズマブ単独群を比較するランダム化対照第3相試験で合意に達した。 対象は、1レジメンの全身療法後に病勢進行したDKK1高発現mCRC患者約270人で、 ベースライン血漿DKK1測定によるカットオフを用いて前向きに選択し、 1:1で無作為化する計画である。 米国における迅速承認は、まず約160人のサブセットにおける客観的奏効率(ORR)を基に判断される可能性があり、 全症例を対象とした全生存期間(OS)解析は、米国での完全承認申請および 海外での承認取得を支えるデータとして位置づけられる。
    • 日常診療においてDKK1高発現患者を同定するため、 血液ベースのコンパニオン診断薬も並行して開発される予定である。
  • sirexatamabがFDAのファストトラック指定を取得

    • 2026年5月、FDAは、フルオロピリミジンとオキサリプラチンまたはイリノテカンをベースとした 化学療法およびベバシズマブとの併用による DKK1高発現mCRC患者(1レジメンの全身療法後に進行)の治療を対象に、 sirexatamabにファストトラック指定を付与した。
    • ファストトラック・プログラムは、重篤な疾患でアンメットニーズを満たす 医薬品・ワクチン候補について、開発を促進し審査を迅速化するための制度である。 指定を受けたプログラムは、FDAとの対話の頻度向上に加え、 承認申請書のローリング・サブミッションなどのメリットを享受できる。
  • 事業アップデート

    • Leap Therapeuticsは、sirexatamabの最適な開発方針を見極め、 第3相試験に必要な資金を確保するため、戦略的オプションの検討プロセスを開始した。 独立した新会社としての資金調達や、 製薬・バイオテクノロジー企業との戦略取引(パートナーシップ、ライセンス、 共同開発、事業譲渡、その他の組み合わせ)など、幅広い選択肢を対象とする見込みである。
    • ただし、この戦略的プロセスが必ずしも取引や資金調達に結びつくとは限らず、 実現した場合でも、条件が同社および株主にとって有利になる保証はない。 同社はプロセス完了の具体的な期限を設けておらず、 必要または適切と判断される場合を除き、進捗を逐次開示する予定はないとしている。

2026年第2四半期の主な財務実績

  • 2026年第2四半期の純利益は3,940万ドル(希薄化後1株当たり0.18ドル)となり、 2025年第2四半期の純損失1,660万ドルから黒字転換した。 主因は、ZEC価格の上昇を背景に、ZECトレジャリー保有分の公正価値評価で 4,600万ドルの評価益を計上したことにある。同社は期末ごとに ZEC保有分を時価評価している。 2026年第2四半期中、ZEC価格は243.35ドルから400.09ドルへ上昇した。
  • 研究開発費は、2026年6月30日までの3カ月間で20万ドルとなり、 前年同期の1,050万ドルから大幅に減少した。 主な要因は、臨床試験終了に伴う試験・製造関連費用の減少に加え、 2025年の人員削減に伴う人件費および関連費用の減少である。
  • 一般管理費は、2026年6月30日までの3カ月間で450万ドルとなり、 前年同期の180万ドルから270万ドル増加した。 増加要因としては、2025年第4四半期に付与した制限付き株式ユニットに関連する ストックベース報酬が170万ドル増加したことに加え、 給与および関連費用が80万ドル、プロフェッショナルフィーが20万ドル増加した。
  • 2026年6月30日までの3カ月間において、同社はZEC価格の上昇を受けて、 ZECトレジャリー保有分の公正価値変動に伴う評価益4,600万ドルを計上した。 この期間中、ZEC価格は243.35ドルから400.09ドルへと上昇している。
  • 2026年6月30日時点で、現金および現金同等物は760万ドル、 デジタル資産受取勘定として計上しているZECトレジャリー保有分は、 ZEC価格400.09ドルベースで1億2,940万ドルとなった。

サイファーパンクについて

サイファーパンク・テクノロジーズは、インターネット上の個人の プライバシー保護技術に特化したテクノロジー企業である。 同社のミッションは、「インターネット上の人々のプライバシーを保証する技術を前進させること」にある。

このミッション達成に向け、サイファーパンクは主に2つの戦略を推進している。 1つはZcash(ZEC)の蓄積、もう1つはプライバシー技術のフロンティアを押し広げる テクノロジーへの投資・買収・開発である。

さらに子会社Leap Therapeuticsを通じ、がん患者向けの新規治療薬の開発にも取り組んでおり、 現在、sirexatamabおよびFL-501の開発を継続中である。

会社概要の詳細は、http://www.cypherpunk.com および http://www.leaptx.com を参照されたい。 また、米証券取引委員会(SEC)に提出している公開書類は、EDGARを通じて閲覧可能である。 米国証券取引委員会(SEC)公式サイト.

将来予想に関する記述について

本プレスリリースには、改正1933年証券法第27A条および改正1934年証券取引所法第21E条の意味における「将来予想に関する記述」が含まれています。これらの将来予想に関する記述は、一般に「予想する(anticipate)」「期待する(expect)」「計画する(plan)」「〜し得る(could)」「〜する可能性がある(may)」「〜する見込みである(will)」「信じる(believe)」「見積もる(estimate)」「予測する(forecast)」「目標(goal)」「プロジェクトする(project)」等、類似の意味を持つ用語の使用により識別されます。

将来予想に関する記述は多岐にわたり、当社が保有するZECの価値、Zcash Open Development Labs(「ZODL」)への投資、また当社が現在保有している、あるいは今後保有する予定のデジタル資産に関する事項、当社が取得するZECその他デジタル資産の将来の市場環境・価格・流動性に関する見通し、Zcashまたはデジタル資産を取り巻くマクロ経済・政治環境、当社の企業価値向上に向けた計画および戦略的優位性、市場規模や成長機会、規制環境、競争上のポジションおよび類似戦略に対する他社の関心、技術動向・市場動向、ならびに当社の将来の財政状態および業績に関する記述を含みます。

当社のデジタル資産トレジャリー戦略には、以下を含む多くのリスクおよび不確実性が存在します。(a)当社の事業およびオペレーションに関連するリスク(特にZEC価格が極めて高いボラティリティを有する点);(b)ZEC価格の大幅な変動(特に下落)が、ZEC保有分の公正価値評価における未実現損失や純損失など、当社の財務諸表に大きな影響を及ぼすリスク;(c)当社普通株式の株価がZEC価格と高い相関を示す可能性に関するリスク;(d)当社がZECデジタル資産トレジャリー戦略またはZODLへの投資から期待される効果を十分に享受できないリスク;(e)当社のZECのカストディに関するリスクおよび取引・保管サービスについてGemini Space Station並びにその関連会社に依存していることに起因するリスク;(f)事業環境、市場環境、財務状況、政治情勢および規制環境の変化;(g)当社が現在または将来事業を展開する産業における競争激化に関わるリスク;(h)デジタル資産全般をめぐる法的・商業的・規制的・技術的な重大な不確実性;(i)暗号資産の米国および海外における税務上の取り扱いに関わるリスク;(j)当社がNasdaq Capital Marketの上場維持基準を順守できるかどうかに関するリスク、などが含まれます。

当社のバイオテクノロジー事業に関連して、実際の結果が計画・見積もり・期待と大きく乖離し得る主な要因としては、以下が挙げられますが、これらに限定されるものではありません。(i)DeFianCe試験が、ITT(intention-to-treat)集団において事前に規定された主要評価項目である無増悪生存期間(PFS)を達成できなかったこと;(ii)DKK1バイオマーカーのサブグループおよび交互作用解析は探索的なものであり、症例数が限られ、多重性の調整も行われておらず、前向き臨床試験で再現されない可能性があること;(iii)DKK1サブグループにおける治療群間の不均衡が結果に与える影響;(iv)FDAとの試験デザインに関するすり合わせが、当該試験の成功や販売申請の受理・承認を保証するものではなく、FDAはいつでも見解を変更し得るというリスク;(v)(加速承認を追求する場合)代替エンドポイントが臨床的ベネフィットを合理的に予測し得ることが求められ、検証試験の実施義務があり、その要件が満たされなければ承認が撤回され得ること;(vi)当社がフェーズ3試験を予定通り、あるいはそもそも開始または完了できるかどうか;(vii)当社がsirexatamabの開発を進めるための追加資本を受容可能な条件で、あるいはそもそも調達できるかどうか;(viii)戦略的選択肢の検討プロセスが、いかなる取引や資金調達にも結び付かない、いつでも中止され得る、また仮に取引が実行されたとしても当社および株主にとって有利な条件とならないリスク;(ix)当社がコンパニオン診断薬を開発し、バリデーションを完了できるかどうか;(x)競合する治療法の成否;(xi)当社がsirexatamabの製造キャパシティを確保できるかどうか;(xii)当社が知的財産権を維持・保護できるかどうか、などです。

新たなリスクや不確実性は今後も随時顕在化し得るため、すべてを予測することは不可能です。また、これら将来予想に関する記述の正確性について、明示的または黙示的ないかなる表明・保証も行うものではありません。当社が、ここに開示された将来予想に関する記述どおりの結果を実現できるとは限らず、投資家の皆様はこれらの記述に過度に依拠すべきではありません。

これらの将来予想に関する記述には、重大なリスクおよび不確実性が多数含まれており、その内容は、SECに提出済みの最新のForm 10-Kによる年次報告書の「Risk Factors(リスク要因)」の項目、ならびに当社がSECに提出するその他の報告書・資料に記載されるリスク、不確実性、その他重要な要因により補足され得ます。将来予想に関する記述は、その作成時点においてのみ有効なものであり、当社およびその関連会社、アドバイザー、代理人は、法律上要求される場合を除き、新たな情報や将来の事象その他の理由のいかんを問わず、これらの将来予想に関する記述を公に更新または修正する義務を負うものではありません。従って、本プレスリリースの日付以降の当社の見解を示すものとして、これら将来予想に関する記述に依拠すべきではありません。

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