米シカゴ発/2026年8月7日(Chainwire)
CAMS認定のコンプライアンス責任者を起用し、デジタル資産と決済プラットフォームにおけるBSA/AML、制裁、仮想資産関連の対応体制を一段と強化へ。
米国拠点でFinCEN登録済みマネー・サービス・ビジネス(MSB)であるCrypto Dispensersを運営するVirtual Assets, Inc.はこのほど、モハメド・アブデル・アリーム(Mohamed Abdel Aleem)氏をチーフ・コンプライアンス・オフィサー(CCO)に任命したと発表した。同氏は、同社が展開するデジタル資産および決済プラットフォーム全体のコンプライアンス機能を統括する。
同氏は、CCOを退任するサブリーン・リハン(Sabreen Rihan)氏の後任となる。会社側は、これまでのコンプライアンス体制への貢献に対しリハン氏へ謝意を表明した。
アブデル・アリーム氏は、CAMS(公認AMLスペシャリスト)資格を有するコンプライアンス/AMLの専門家で、AML、KYC、レギュレーション・ポリシー領域で6年以上の経験を持つ。これまでスタートアップから既存金融機関まで幅広いプレーヤーを対象に、中央銀行や金融監督当局、監査・捜査機関などの期待水準に沿い、銀行パートナーの要件を満たし、各種ライセンス取得を支えるコンプライアンス・フレームワークの構築・運用を支援してきた。フィンテックや決済、暗号資産・仮想資産サービスプロバイダー、Eコマース、銀行・金融機関といった分野をまたいだ実務経験を有する。
CCOとして同氏は、同社のデジタル資産サービスおよび対応する決済チャネル全般にわたるコンプライアンス・プログラムの設計、導入、継続的なモニタリングを統括する責任を負う。対象となる決済手段には、銀行ACH送金、電信送金、デビット/クレジットカード決済など各種手段が含まれる。MSBを規律する米銀行秘密法(BSA)およびAML/CFTの規制枠組みを踏まえ、トランザクション・モニタリング、顧客・事業者デューデリジェンス(KYC/KYB)、制裁および米外国資産管理局(OFAC)スクリーニングに加え、ブロックチェーン分析、暗号資産から法定通貨へのコンバージョンに伴う管理、詐欺対策、エンタープライズ・リスク・マネジメントなどを広範にカバーする。
さらに同氏は、同社のAML/CFTプログラムやポリシー、手順書、リスク評価の策定・高度化を主導し、各種ライセンス取得や監査対応、銀行パートナーおよび規制当局とのリレーション構築・維持も支援する。コンプライアンス関連事項について、同社の対外的な主たる窓口も務める見通しだ。
今回の人事は、Crypto Dispensersがデジタル資産および決済サービスを厳格なコンプライアンス・ガバナンスのもとで運営する方針をあらためて示すものだ。同氏は当面の優先課題として、同社のAML/CFTプログラムおよび文書化されたポリシーと手順の強化、取引モニタリングと疑わしい取引報告(SAR)関連ワークフローの高度化、制裁スクリーニングおよびエスカレーション・ロジックの精緻化、ブロックチェーン分析のリスク検知プロセスへの統合、ならびにオンボーディング時点から資金受払チャネル全体にわたる顧客識別・確認管理の一層の強化などを掲げている。
> 「コンプライアンスは、デジタル資産業界に責任ある形で参入するための土台であり、後付けで考えるべきものではありません」と、Crypto Dispensersの最高経営責任者(CEO)であるフィラス・イサ(Firas Isa)氏は述べた。「モハメドは、当社が事業運営の中核に据えたい規制面での視点と規律をもたらしてくれる存在です。そのリーダーシップにより、当社サービスが引き続き規制当局と顧客双方の期待に応えられるようにしていきます。」
> 「CCOとしての私の目標は、実務的でありながら、規制当局の検証にも耐えうる『守りの効く』コンプライアンス・プログラムを構築することです」と、Crypto Dispensersのチーフ・コンプライアンス・オフィサーであるモハメド・アブデル・アリーム氏は語る。「デジタル資産サービスが成熟するのに伴い、求められる基準も高度化しています。強固な内部統制と健全なガバナンス、そして規制当局や銀行パートナーとの透明性の高い対話を通じて、Crypto Dispensersがこうした基準を満たしていけるよう貢献したいと考えています。」
Crypto Dispensersは、顧客保護と規制遵守をデジタル資産および決済サービス運営の中核に据えているとし、専任のCCOを任命したことは、仮想資産を取り巻く規制環境が進化する中で、自社の基準を維持・向上させる強いコミットメントを示すものだと説明している。
Crypto Dispensersについて
Crypto Dispensersは、Virtual Assets, Inc.が運営する米国拠点のFinCEN登録MSBであり、ビットコインをはじめとするデジタル資産へのアクセス手段をオンライン・プラットフォームを通じて提供している。銀行ACH送金、電信送金、デビット/クレジットカード決済、対応小売店での現金入金オプションなど、複数の入出金手段に対応しており、顧客は対応するデジタル資産の売買や、デジタル資産と米ドルとの相互交換を行うことができる。
モハメド・アブデル・アリーム氏について
モハメド・アブデル・アリーム氏は、Crypto Dispensersのチーフ・コンプライアンス・オフィサーであり、CAMS認定のコンプライアンス/AMLプロフェッショナルとして、AML、KYC、レギュレーション・ポリシー分野で6年以上の経験を持つ。フィンテック、暗号資産・仮想資産サービス、Eコマースおよび決済、銀行セクターを対象に、AML/CFTコンプライアンス・フレームワークの構築・運用に特化しており、AML/CFTプログラムの設計、リスク評価、ポリシー・手続き文書の作成、取引モニタリングおよび制裁スクリーニングの設計、KYC/KYBオンボーディング、ブロックチェーン取引モニタリングおよび暗号資産から法定通貨へのコンバージョン管理(クリプト・トゥ・フィアット・コントロール)、トラベルルール対応、さらには規制当局からの照会、監査、ライセンス申請に関するアドバイザリー業務なども手掛けてきた。
問い合わせ先
Founder and CEO(創業者兼CEO)
Firas Isa(フィラス・イサ)
Virtual Assets Inc d/b/a Crypto Dispensers
[email protected]
