KuCoin Web3ウォレットは、ウォレットに内蔵された取引インフラをアップグレードし、インテントベースのスワップと指値注文を、一つの自己管理型(セルフカストディ)インターフェース上で提供開始した。UniswapX、PancakeSwapX、1inchとの統合を通じて、ユーザーは対応する暗号資産やトークン化された実世界資産(RWA)を、ウォレット内から直接、より柔軟な方法で取引できるようになる。

Web3ウォレットはいまや単なる資産保管ツールにとどまらず、オンチェーン市場の発見、インタラクション、取引へ横断的にアクセスするためのゲートウェイへと変貌している。このトレンドが加速するなかで、ユーザー体験を左右するのは、マーケットへのアクセス性だけでなく、注文がどれだけ効率的にルーティングされ、約定されるかという「実行レイヤー」の品質だ。今回のアップグレードは、この実行レイヤーを強化しつつ、複数のDAppsを行き来したり、断片化した取引フローを操作したりする必要性を低減することを狙う。
UniswapXおよびPancakeSwapXとの連携により、対象となるスワップ取引は「インテントベース実行」にアクセス可能となる。ユーザーは希望する最終的な取引結果を指定し、その注文を第三者のフィラー(filler)やソルバー(solver)が競合しながら執行する仕組みだ。対応資産やネットワーク、ルートに応じて、より広範な流動性へのアクセス、競争力のある価格提示、ガスコストの抽象化された実行、そしてフロントランやサンドイッチ攻撃を含む逆効果のMEVからの保護といったメリットが期待できる。
一方、1inchを基盤とする指値注文機能により、ユーザーは相場を常時監視することなく、希望価格と注文有効期限をあらかじめ設定できる。注文は暗号学的に署名され、約定されるまでオフチェーンで維持される仕組みだ。成行に相当するマーケットスワップと指値注文は同一のウォレット画面から利用可能となっており、即時約定と目標価格での約定を、統一された操作感で使い分けることができる。
今回のアップグレードにより、株式やETFなどに連動する対応トークン化資産を対象とした柔軟な執行も広がる。発行体の条件、ユーザーの利用資格、対応ネットワーク、市場環境や流動性などに左右されるものの、オンチェーン市場へのアクセス拡大と、追加的な取引ルートの確保が可能になる。
マルチチェーン対応、幅広い市場カバレッジ、柔軟な執行手段を組み合わせることで、KuCoin Web3ウォレットは、暗号資産ネイティブの機会とトラディショナル金融(TradFi)に連動したオンチェーン機会の双方にユーザーをつなぐ、オールインワン型セルフカストディ・プラットフォームとして進化を続けている。
KuCoin Web3ウォレットについて
KuCoin Web3ウォレットは、自己管理型のマルチチェーンウォレット兼オンチェーンアクセス・プラットフォームであり、トレーディング、マーケット探索、資産管理のために設計されている。クロスチェーン・スワップ、ウォレット内から直接行えるパーペチュアル取引、対応するトークン化実世界資産、Smart Moneyインサイト、各種DAppsを一体的なユーザー体験として提供している点が特徴だ。
流動性、執行機能、市場発見ツールをウォレットに直接統合することで、KuCoin Web3ウォレットは、ユーザーが市場インサイトを得てからオンチェーンでアクションを起こすまでのプロセスを効率化しつつ、資産および秘密鍵の自己管理を維持できるよう支援する。また、1,000以上のDAppsへのアクセスに加え、トレンド銘柄や新規上場トークンを集約した専用エアドロップハブを備えており、暗号資産ネイティブ市場とTradFi連動型オンチェーン市場の双方に、統合的なアクセスを提供している。
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