ビクトリア(セーシェル)、2026年7月14日 –
ゼロ手数料のデジタル資産取引で知られるMEXCは、2026年第2四半期の「エコシステム&グロースレポート」を公表した。第1四半期は、ユーザー資金は主に金などマクロリスクのヘッジ資産に向かっていたが、第2四半期はAI関連プロジェクトと米国株へと資金シフト。MEXCはその需要に沿うかたちで、該当分野のプロダクトを集中的に拡充した。
現在、ユーザーはIPO前の企業に出資し、その銘柄の株式先物を取引し、トークン化株式を保有し、実際の米国株・ETFまでを、単一のMEXCアカウントでシームレスに取引できる。この一連の投資動線を構成するサービスは、第2四半期を通じて立ち上げ・拡大された。
SpaceXプレIPO募集で1.73億USDT超を集金
SpaceXが依然として未公開企業だった段階で、MEXCはSPACEX(PRE)のサブスクリプション(プレIPO)を2回実施。7万4,000件超の応募により、合計1億7,300万USDT以上が集まり、第2回目の募集ではオファー額の30倍超の需要が殺到した。この旺盛な需要は市場全体の潮流とも合致する。CoinGeckoのレポートによれば、トークン化されたプレIPO取引高は前年同期比で1,060%急増しており、その中でもSpaceX関連が最大シェアを占めている。
その後、SpaceXは6月12日に史上最大規模のIPOを完了。上場後もMEXCではSpaceX関連商品への取引が続き、SpaceXパーペチュアル先物は数週間で累計71億USDT超の出来高を記録した。未公開から上場までのプロセスが1四半期の間に進むなかで、ユーザーは各ステージで取引機会を捉えた形だ。
6月1日にローンチされたRealStocksは、その投資動線の「最後のピース」である実株取引を提供する。適格ユーザーは、ライセンスを受けた証券ブローカーのパートナーを通じて、実際の米国株・ETFを購入可能で、取扱銘柄は7,000超に及ぶ。
ローンチ初月で12万超のユーザーが登録し、その過半が初回入金に至った。6月18日までに、同サービスは34銘柄の株式・ETFに対して配当を支払い、実株保有ならではのキャッシュフローをユーザーにもたらした。
マイクロン決算が先物出来高を一日で142%押し上げ
6月に発表されたマイクロン・テクノロジーの決算は、MEXCにおける同社の先物取引高を一日で約142%押し上げた。この取引活況は、AIメモリ関連銘柄であるSanDisk、SK hynix、DRAM ETFにも波及。米国株の決算一つが、MEXC上のサプライチェーン全体に売買を誘発した格好で、ユーザーが米国市場のニュースにリアルタイムで反応している構図が浮かび上がった。
*「CEOとして迎えた最初の四半期で掲げた目標は、MEXCを“暗号資産取引所”から、ユーザーが関心を持つあらゆる市場への“ゲートウェイ”へと進化させることでした」*と、MEXCのCEOであるVugar Usi氏は述べる。
「第2四半期は、プレIPO需要から実際の配当支払いに至るまで、“ゲートウェイ”という言葉を裏付ける具体的な数字を示すことができました」
新規上場トークン上位10銘柄の平均騰落率は+4,956%。そのうち6銘柄がAIエージェント関連プロジェクトで、ミームコインは1銘柄のみだった。第1四半期はミームコインが値上がりランキングを席巻していたことから、明確な潮目の変化と言える。
第2四半期のAI関連の勝ち組は、実需を伴うシステム構築を進めるプロジェクトが中心だ。エージェント間のトランザクションを自動決済し、リテール投資家に代わって売買を執行し、ID認証を担うといった機能を既に提供しており、資金はそうした“実装済み”のプロジェクトへと流れ込んだ。取引高ランキングでも同様の傾向が出ており、AIおよびインフラ関連が4銘柄、ミーム系は3銘柄にとどまった。
0手数料と「無限の機会」を掲げブランド刷新 USD1も導入
四半期中、MEXCはVugar Usi氏をCEOに任命し、創業8周年に合わせてブランド刷新を実施した。新たなブランドメッセージは「0 Fees and Infinite Opportunities」。ゼロ手数料を前面に打ち出すと同時に、暗号資産取引所からグローバル市場へのユニバーサル・ゲートウェイへの転換を明確に示した。
パートナーシップにより、ステーブルコインUSD1がMEXCの取引・商品ラインアップに加わった。初のUSD1キャンペーンには16万1,000人超が参加し、新規ユーザーだけで先物取引に約24億ドル相当の出来高が流入した。さらに、TradingViewとの連携により、パーペチュアル先物の注文をチャート画面から直接送信できるようになり、分析から執行までをワンタブで完結させた。
Prediction Marketは6月9日に「コンボ」機能を追加。複数のイベント予測を単一ポジションにまとめて取引できるようにしたことで、6月初旬から下旬にかけて平均日次出来高は6,700%超、日次アクティブユーザー数は3,200%超と、それぞれ急拡大した。
6月に公表されたMEXCのProof of Reservesでは、平均準備率は156.5%と、ユーザー預かり資産を大きく上回る水準を確認。ビットコインに至っては269%の裏付けが示された。5月から6月にかけて、リスク管理チームは4,394の不正ネットワークを特定し、別途実施した対策により、約30万3,000USDT相当の不正送金疑い取引をブロックした。
トークン別データ、プロダクト指標、コミュニティ施策などを網羅した第2四半期の完全版レポートはこちらから閲覧できる。
MEXCについて
MEXCは、170以上の市場で4,000万人超のユーザーに利用されている、世界で最も成長の速い暗号資産取引所の一つである。ユーザーファーストを掲げ、業界をリードするゼロ手数料取引と3,000超のデジタル資産へのアクセスを提供している。
「Gateway to Infinite Opportunities」として、MEXCは暗号資産に加え、株式、ETF、コモディティ、貴金属などのトークン化資産を単一プラットフォーム上で取引できる環境を整えている。
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