機密性プロトコルZamaのトークン$ZAMAがRevolutに上場、 ブロックチェーン・プライバシーの大衆化へ一歩前進

Zamaのトークン$ZAMAがRevolutに上場。EEAの数千万ユーザーに オンチェーン・プライバシーへのアクセスを提供し、 ブロックチェーンの「HTTPS化」を加速。
13時間前
機密性プロトコルZamaのトークン$ZAMAがRevolutに上場、 ブロックチェーン・プライバシーの大衆化へ一歩前進

フランス・パリ 2026年8月11日(現地時間)発 Chainwire

Zamaは、オンチェーン金融向けの機密性プロトコルとして急成長するスタートアップだ。そのネイティブトークンである$ZAMAが、欧州経済領域(EEA)向けのRevolutメインアプリに上場した。ブロックチェーン・プライバシー分野をリードするプロジェクトが、数千万人規模の一般ユーザーに直接リーチすることになる。

ヨーロッパ最大級のフィンテックであるRevolutでの取引開始により、$ZAMAはRevolutの7,000万超の顧客にアクセス可能となった。このうち1,500万以上が既にEEA域内で暗号資産取引機能を利用している。

従来の金融取引ではプライバシーは「当たり前」として享受されている一方で、オンチェーンでは事情が異なる。パブリックブロックチェーンは設計上オープンであるため、残高や取引履歴、ポジションなどが原則として公開されてしまう。Zamaはこのギャップを埋めることを目的に生まれたプロジェクトだ。

Zamaは完全準同型暗号(Fully Homomorphic Encryption:FHE)を用いることで、既存のパブリックチェーン――たとえばEthereumなど――に対し、新たな「匿名通貨チェーン」を立ち上げることなく、コンプライアンスと監査可能性を損なわずに機密性を付与する。いわば「ブロックチェーン版HTTPS」を実現し、プライバシーを“オプション”ではなく“標準”にしていくことを狙う。

今回の$ZAMA上場は、そのビジョンを見据えた長期的な布石だ。オンチェーン金融における機密性は、多くのユーザーが実際に利用することで初めて真価を発揮する。利用者が増えれば増えるほど、その価値も高まる。何千万人もの欧州ユーザーが日常的に使うアプリの中で、既存の仮想通貨コミュニティを超えた層にプライバシーという概念を届けることが、「ニッチな関心」から「当然の期待」へと認識を変えていく鍵となる。

> 「金融の他のあらゆる場面では人々はプライバシーを当然の権利として受け止めていますが、オンチェーンの世界では、これまでそれが実現できていませんでした」と、Zama共同創業者兼CEOのRand Hindi(ランド・ヒンディ)博士は語る。「Zamaは、その状況を変えるために立ち上げました。人々に別のチェーンへ移行を迫るのではなく、既に利用している資産やネットワークに機密性をもたらすためです。$ZAMAのRevolut上場は、現在の暗号資産ユーザーをはるかに超えた層にリーチしていくための長期的な投資です。プライバシーが“誰でも利用できる”状態になって初めて、本当の意味で実現したと言える。プライバシーは、わざわざ探しに行く付加機能ではなく、初めから備わっているべき前提なのです。」

Revolutユーザーにとっての意義

  • シンプルなアクセス
    既存のRevolutユーザーは、日常的に使い慣れたアプリの中でそのまま$ZAMAを売買・保有できる。新規アカウント開設や追加のKYC(本人確認)、別個のカストディ契約は不要だ。

  • 低コストの取引
    Revolutメインアプリでは、暗号資産取引手数料は0%からスタートする。法定通貨による入金も、Revolut残高から即時に行える。

  • オンチェーン送金に対応
    RevolutはEEAでオンチェーン暗号資産送金に対応する唯一の銀行アプリであり、ユーザーは$ZAMAを自らのセルフカストディウォレットへ引き出すことができる。

「Learn & Earn」で、取引だけでなく“プライバシーの意義”を訴求

単にアクセス経路を整えるだけでは不十分だ。ZamaとRevolutは、今年後半にも共同で「Learn & Earn」キャンペーンを開始する予定だ。これは、ブロックチェーンにおけるプライバシーの重要性をユーザーに分かりやすく伝え、その理解・参加に対してインセンティブを付与する取り組みとなる。

単発の上場イベントとして終わらせるのではなく、オンチェーン金融の機密性をテーマとして、専門家に限らない幅広いユーザー層に啓発していく狙いがある。Revolutは既に他のネットワーク向けに同様のフォーマットでエンゲージメントと採用を押し上げた実績があり、「プライバシーを当たり前に」というスローガンを、実際の学びと行動へ落とし込んでいく仕組みとして機能させる。

研究段階から“実用フェーズ”へ

今回の上場に先立ち、Zamaの技術は一連の本番導入を通じて、研究開発段階から実用フェーズへと踏み出している。機密性を備えたレンディング(貸借)、実世界資産(RWA)のトークン化、機関投資家向けトークンオペレーションなど、多様なユースケースで実装が進む。

メッセージは明確だ。パブリックブロックチェーン上のプライバシーは、もはや研究室の中だけで議論される理論ではなく、ユーザーが日々利用するサービスを通じて、現実世界に浸透しつつある実装技術になりつつある。

$ZAMAは2026年8月から、条件を満たしたEEA域内のRevolutユーザーが利用可能となる。詳細はzama.org、またはX(旧Twitter)の@Zamaを参照のこと。

Zamaについて

Zamaは、オンチェーン金融に特化した機密性プロトコルとして、世界で最も速いペースで成長している企業の一つだ。完全準同型暗号(FHE)を活用し、EthereumやSolanaといった既存のパブリックブロックチェーン上で、デジタル資産の発行・管理・取引をプライベートな形で行えるようにする。

FHE分野の先駆者であるPascal Paillier(パスカル・パイエ)博士と起業家のRand Hindi博士によって設立されたZamaは、世界有数規模のFHE研究者・エンジニアチームを擁し、機密性アプリケーションを構築する開発者エコシステムをグローバルに支えている。詳細はzama.orgを参照。

Revolutについて

Revolutは、世界的なフィンテック企業であり、欧州で銀行免許を取得したデジタルバンクだ。人々が自身の資産からより多くの価値を引き出せるよう支援することをミッションに掲げている。

現在、世界で7,000万超の顧客がRevolutの多彩な商品・サービスを活用し、月間10億件以上の取引を行っている。個人・法人向け口座を通じて、利用者は資産管理をより高度にコントロールできるほか、国境を意識せずにシームレスな送金・決済を行うことができる。詳細はwww.revolut.comを参照。

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Kirsty Jarvis
Zama
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