ジーキャッシュ、暗号資産時価総額トップ10入り プライバシー市場シェア62%を獲得

A 2,200% Zcash rally puts privacy coins far ahead of the broader crypto market (Image: Shutterstock)
A 2,200% Zcash rally puts privacy coins far ahead of the broader crypto market (Image: Shutterstock)

ジーキャッシュ (ZEC) が過去1年で2,200%超の急騰を演じ、プライバシー系暗号資産が2025年10月のピーク水準を上回る唯一の主要セクターとなっている。

主なポイント

  • プライバシー系トークンは、ビットコイン (BTC) が2025年10月に高値を付けて以降、暗号資産全体のトレンドから切り離されて推移している。
  • ジーキャッシュは時価総額ランキングで82位から10位まで浮上し、プライバシーセクター全体の時価総額の62%を占めるまでに拡大。
  • 個別銘柄だけでなく、プライバシー銘柄全体のバスケットも市場平均を大きくアウトパフォームしている。

ジーキャッシュ主導のプライバシー相場

オンチェーン分析企業**グラスノード(Glassnode)**のデータが示すところによると、プライバシー系セクターは2025年10月のピークから213%上昇し、一方で他の追跡対象セクターは軒並み当時の水準を下回っている。分散型金融(DeFi)は27%安、ゲーム関連は74%安と対照的だ。

ビットコインは高値から335日経過した時点でなお2025年10月高値を36%下回っており、時価総額上位200銘柄の中央値も同期間で58%の下落となっている。

一方、足元の反発局面でもプライバシーセクターがマーケットを牽引した。直近30日間で同セクターは90%上昇し、グラスノードが分類する10セクターすべてがプラス圏にある中でも突出した伸びを示した。セクター全体の時価総額は1年前の71億ドルから336億ドルへと増加し、そのうち約半分が直近30日間で積み上がった格好だ。

上昇分のかなりの部分はジーキャッシュがけん引したものの、値上がりは一部銘柄にとどまらない。モネロ(Monero) (XMR) は同期間に2倍となり、1年以上の取引履歴を持つプライバシー銘柄8銘柄すべてが上昇した。これに対し、時価総額上位200銘柄全体では8銘柄に1銘柄しか上昇していない。

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グラスノードが示す市場の「二極化」

ジーキャッシュを除外して算出しても、時価総額加重のプライバシーバスケットは前年から85%高く、ビットコインの2025年10月高値以降でも56%の上昇となっている。直近90日間では ダッシュ(Dash) (DASH)、モネロ、ホライズン(Horizen) (ZEN) がそろってビットコインをアウトパフォームしている。

時価総額上位25銘柄のうち、2025年10月6日の水準を上回って取引されているのは、ジーキャッシュ、ハイパーリキッド(Hyperliquid) (HYPE)、モネロ、WBT (WBT) の4銘柄のみで、このうち2銘柄をプライバシー系が占める。ハイパーリキッドを除くと、DeFiセクターは年初来で46%安となる計算だ。イーサリアム(Ethereum) (ETH)ドージコイン(Dogecoin) (DOGE) も依然として2025年10月高値を回復していない。

ただし、短期的な市況は明るさを増している。直近30日間では、時価総額上位200銘柄のうち91.5%が上昇し、グラスノードのデータセットの中で最も裾野の広い月次上昇局面となった。それでも1年間を通してプラス圏を維持しているのは25銘柄にとどまり、中央値ベースでは依然55%の下落だ。

グラスノードによれば、10セクター別指数の過去30日間のリターン格差は、2025年11月20日以来最大となった。長期の比較ではその差はさらに顕著で、プライバシー銘柄が2025年10月の水準を明確に上回った一方、多くの主要暗号資産はなお回復途上にある。

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Luke Angell

ルーク・エンジェルは、イエロー・メディアの特派員であり、20年以上にわたりテクノロジーおよびメディア事業の構築と成長に携わってきたデジタルビジネスのエグゼクティブ兼起業家です。そのうち6年間は、Web3と暗号資産分野の最前線で活動してきました。彼は、Web3、AI、先端テクノロジー、そしてテクノロジー・ビジネス・デジタル文化が交差する領域について執筆しています。

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