ビットコイン (BTC) の短期保有者は、3月初旬からの3,500ドルの下落局面で、1日で約2万2,000BTCを取引所に送金した。
しかしオンチェーンデータは、現物ETFへの流入 を主導とする機関投資家の買いが、過去30日間で約6万3,000BTCを吸収していることを示しており、売り手側の供給が枯渇しつつあるのかという疑問が浮上している。
機関投資家によるETF吸収
直近の売りは、最近ビットコインを取得し、下落に敏感な保有者によって主に主導されている。特にボラティリティが高まったあるセッションでは、約2万2,000BTCが取引所へ移動した。
一方で、CryptoQuantのデータは需要面で異なる状況を示している。過去1カ月で、機関投資家は主に現物ETFを通じておよそ6万3,000BTCを積み上げている。
暗号アナリスト Crypto Tice がソーシャルメディア X 上に投稿した チャートでは、ETFへの資金流入を示す緑のバーが、資金流出を示す赤の期間を一貫して相殺している様子が示されている。このパターンは、価格推移がさえない日でも続いており、大口買い手が押し目で参入して市場の流動性を吸収していることがうかがえる。
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3月の価格推移
3月のビットコイン相場は大きく乱高下した。BTCは一時、7万6,000ドル超を回復したものの、月末にかけて売り圧力に押し戻された。
記事執筆時点でビットコインは6万7,339ドルで取引されており、3月の始値6万6,970ドルをわずか0.57%上回る水準にとどまっている。7万ドルを下回って月足を終えれば、6カ月連続の弱気な月足終値となる。
ETF流入の転換
米国拠点の現物ビットコインETFは、2026年3月に純流入12億ドルを記録し、4カ月連続だった純流出に終止符を打った。この反転は、エクスポージャーを抑えていた期間を経て、機関投資家のリスク選好が戻りつつあることを示している。
こうした流入は、短期的な売り圧力を完全に打ち消しているわけではない。しかし、大口投資家が現在の水準での積み増しに前向きであることを示唆している。短期保有者は、その定義上、直近の価格帯で取得した有限のコイン供給しか持たない。現在の吸収ペースが続けば、売りに回る可能性のあるBTCのプールは縮小を続ける一方で、需要は維持される構図となる。
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