アップルがフラッグシップモデル「iPhone 18 Pro」シリーズを13日(金)に発売する。だが事前予約は精彩を欠き、**GFセキュリティーズ(GF証券)**のアナリスト、ジェフ・プー氏は両モデル合計の生産見通しを7,200万台に下方修正した。
注目ポイント
- ジェフ・プー氏は「iPhone 18 Pro」の予約待ち時間を「盛り上がりに欠ける」と評価し、生産見通しを7,200万台へ引き下げ。
- JPモルガンは、Proの平均リードタイム7日、Pro Maxは19日と算出。いずれも前年モデルを下回る水準。
- iPhone 18 Proの米国での価格は1,199ドルから。折りたたみ端末「iPhone Duo」は10月16日に予約開始。
ジェフ・プー氏、生産予想を7,200万台に減額
プー氏は火曜日付のリサーチノートで、事前予約の待ち時間について「熱気に欠ける」と指摘した。要因として、ハードウエアの進化が限定的である一方、特に大容量ストレージモデルを中心に価格が一段と引き上げられた点を挙げた。アップル株の投資格付けは「ホールド」を継続し、目標株価は369ドルに据え置いている。
米国市場では、256GBおよび512GBの「iPhone 18 Pro Max」の多くで、現在3~4週間待ちとなっている。一方で、小型の「Pro」はほぼ全ての構成で発売日当日に入手可能な状態が続く。今年のカラーバリエーションでは、バーガンディーが最も人気とされる一方、シルバーは4色の中で最も需要が低いとされている。
iPhone 18 Proの価格は1,199ドルから、Pro Maxは1,299ドルからとなり、2TBモデルでは2,499ドルに達する。プー氏は、今年のProシリーズで新たに採用された可変絞りカメラに伴う生産制約を理由に、2モデル合計のビルド(生産指標)を7,200万台へ引き下げた。
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JPモルガン:「iPhone 17」よりリードタイム縮小
ウォール街各社は、前年より短い出荷リードタイムを観測しており、需要が必ずしも強くない可能性を示唆する。ただ、数値の解釈については見方が分かれている。JPモルガンのアナリスト、サミック・チャタジー氏率いるチームは、世界全体の平均配送期間を、Proが7日、Pro Maxが19日と算出した。
前世代の「iPhone 17」では、それぞれ15日と24日だったため、大幅な短縮となる。中国ではとりわけ差が大きく、今年はProが13日、Pro Maxが21日と試算され、前年の両モデルとも30日から大きく縮んだ。
全出荷の約34%を占める米国では、Proのリードタイムは前年の4日から2日に短縮。一方、Pro Maxは21日から22日へとわずかに伸びた。チャタジー氏はレポートで、とりわけ中国市場で、折りたたみ端末「Duo」を待つ消費者が多い公算が大きいとの見方を示した。
折りたたみ「iPhone Duo」、Proの需要評価を曇らす要因に
チャタジー氏らは、今秋はアップルがエントリーモデルを投入していないため、従来サイクルとの単純比較が難しいと注意を促す。一方、プー氏も折りたたみ「Duo」の2026年出荷見通しを700万台から600万台に引き下げた。ヒンジ部分の歩留まり難による生産トラブルを理由としている。
それでも同氏は、10月16日に予約開始予定で価格1,999ドルからとなる折りたたみDuoが、特にPro Maxから需要を奪うとの見通しを維持している。
9月12日の予約開始から30分後の時点では、米国における「iPhone 18 Pro」の全ての構成で出荷遅延は生じておらず、近年のアップル新製品のパターンとは一線を画した。その後、14日までに多くのモデルで納期は9月末から10月にずれ込み、Pro Maxでは10月6~13日到着の見込みと案内されている。

