イーサリアム (ETH) は、約2,000ドル付近からの急激な売りで1,793ドルまで下落したあと反発し、 しかし1時間足チャート上の弱気トレンドラインと、下落幅に対する76.4%フィボナッチ・リトレースメントが重なる 1,950ドルのレジスタンスで上値を抑えられている。
何が起きたのか:回復はレジスタンスで足踏み
ETH は、1,880ドルの上を維持できずに下落し、1,850ドルと1,820ドルを割り込んだのち、 1,800ドル付近で買いが入り下げ止まった。その後、価格は1,900ドルと100時間足の 単純移動平均線(SMA) を再び上回った。
現在、1時間足の ETH/USD チャート上では、弱気トレンドラインが1,935ドル付近でレジスタンスとして機能している。 1,995ドルのスイングハイから1,793ドルの安値までの下落に対する76.4%フィボナッチ・リトレースメントが 1,950ドルに位置しており、テクニカル的な「天井」を形成している。
この水準の上には、1,965ドルと2,020ドルにレジスタンスが控えている。 2,020ドルを明確に突破すれば、2,120ドルや2,150ドル方向への上値余地が開ける可能性がある。
一方、下値では1,900ドルがサポートとして意識されており、その下に1,870ドルと1,845ドルの さらなるサポートが続く。1,870ドルを維持できなければ、価格は再び1,800ドル、 さらには1,780ドル方向への下押しリスクが高まる。
1時間足の MACD は強気圏でモメンタムを増しつつあり、RSI は50を上回って推移している。
なぜ重要なのか:今後のカギとなる水準
1,950ドルのゾーンは、イーサリアムの短期的な方向性を左右する重要な分岐点となっている。 強気派がこのレジスタンスを突破できなければ、1,793ドルからの回復は「だまし上げ(デッドキャットバウンス)」に終わる リスクが高まり、売り方が再び主導権を握って価格を1,900ドル割れへ押し戻す展開も考えられる。
逆に、1,950ドルを明確に上抜けて終値をつければ、弱気トレンドラインが否定され、 直近の下落分の多くを取り戻すことになり得る。こうなれば、買い方に有利なモメンタムが戻り、 2,000ドル近辺のターゲット を再び狙う動きが強まる可能性がある。



