Rippleの機関投資家向けプライムブローカー部門であるHidden Roadは、2025年の12億5,000万ドルでの買収後にRipple Primeとして運営されており、**Depository Trust & Clearing Corporation(DTCC)傘下のNational Securities Clearing Corporation(NSCC)**ディレクトリに追加された。これにより、この暗号資産企業は米国証券市場を支えるポストトレードインフラに直接組み込まれることになった。
何が起きたのか:DTCCでの掲載が開始
2026年3月2日、DTCCはNSCCのMarket Participant Identifiersディレクトリにおいて、Hidden Road Partners CIV US LLCを正式に掲載した。この掲載により、Ripple Primeは米国の最大手金融機関が利用する集中清算システム内で、直接的な業務上の地位を得ることになる。
RippleがHidden Roadを買収する前から、このプライムブローカーはすでに300社を超える機関クライアント向けにファイナンス取引を処理し、年間約3兆ドル規模の取引高を扱っていた。今回のNSCCへの掲載により、Ripple Primeは店頭(OTC)取引を同社の清算システム経由で処理できるようになる。
Rippleの元CTOであるDavid Schwartzは、X上でこの進展について「重要そうだね(Seems important.)」という簡潔なコメントとともに言及した。
彼はまた、この掲載に向けた下準備は、Rippleによる買収完了およびRipple Primeへのリブランディングが完結する以前から進められていたことも指摘している。
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なぜ重要か:ウォール街との統合
今回の掲載は、暗号資産ネイティブ企業として初めて、NSCCのポストトレード機構内部に正式な位置を確保したことを意味する。NSCCは、ほぼすべての米国株式および債券取引の清算・決済を担っている。
XRP (XRP)コミュニティのメンバーは、この動きを、Rippleがもはや伝統金融への進出を「目指している」段階ではなく、その内部で実際に「事業を行っている」ことを示すシグナルだと見なしている。
一部の保有者は、Ripple Primeが将来的にポストトレードプロセスの一部をXRP Ledger上に移行する可能性があると主張している。Hidden Roadの機関向け取引量のごく一部であっても、XRPLベースの決済にルーティングされれば、Rippleのエコシステムに紐づくオンチェーン活動を大きく押し上げる可能性がある。



