ミーム仮想通貨柴犬（SHIB）は、ブロックチェーン分析データによると、12月31日に約2040億トークンが中央集権型取引所から流出した。
この流出は、通常は即時取引に利用されるトークンを、取引所プラットフォームから移転させる動きとなる。
SHIBは12月31日時点で約0.000007ドルで取引されており、24時間ではほぼ横ばいだったものの、過去1か月では約12％下落している。
トークン価格は26日および50日の指数平滑移動平均線を下回っており、テクニカル的には弱気トレンドを維持している。
何が起きたのか
取引所からの流出は一般的に、売却準備よりも、保有者が資産を自己管理ウォレットへ移す動きを示すと解釈される。
今回の2040億トークンの移動は、ブロックチェーン分析企業CryptoQuantが12月11日以来最大の単日流出と特定した、12月20日の1259億SHIBの流出に続くものだ。
SHIBの相対力指数（RSI）は12月31日時点で30台半ばを推移しており、投げ売り水準には達していないものの、中立から弱気寄りのモメンタムを示している。
年末期間中の取引高は低調なままで、流動性が低下しやすいホリデーシーズンに典型的なパターンとなった。
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なぜ重要なのか
取引所準備高の減少は、売却可能な供給を市場から取り除くことで、即時的な売り圧力を和らげる可能性がある一方で、そのフローは市場環境に応じて頻繁に反転する。
SHIBは2025年半ばのピークである約0.000031ドルから約68％下落しており、過去最高値0.00008616ドルからは90％以上下回って取引されている。
トークンのレイヤー2ネットワークであるShibariumは、2023年8月のローンチ以降、累計10億件超の取引を処理したものの、2025年10月以降、日次取引件数は82％減少している。
年末には複数のミームトークンで流出が発生しており、トレーダーが2026年入りに向けてポジション調整を行った形だ。
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