XRP買い手は依然として押し目買い、なのになぜ1ドル割れがいまだに迫っているのか?

XRP買い手は依然として押し目買い、なのになぜ1ドル割れがいまだに迫っているのか?

XRP (xrp) は重要なサポートゾーンを維持しているものの、弱気のチャート形状とオンチェーンでのサポート減少から、買い手が1.10ドル水準の防衛に失敗した場合、より深い下落に直面する可能性が示唆されている。

重要ポイント:

  • XRPの12時間足チャートにはヘッド&ショルダーパターンが形成されており、サポート割れの場合の下落目標は約0.96ドルとなる。
  • 長期保有者は6月19日から21日にかけて買い増しを行い、現在の価格の下値を守る動きとなっている。
  • オンチェーンの取得コスト分布データでは、1.10ドル以下では買い手のサポートが大きく減少しており、下方リスクが高まっている。

XRPの価格パターン

弱気のテクニカルパターンが、XRPの短期見通しに対する警戒感を呼び起こしている。12時間足チャートでは、トークンはヘッド&ショルダーパターンを形成しており、これは上昇トレンド後の反転シグナルとして広く認識されている形だ。

この形状は、XRPがネックラインサポート付近で推移し続けているため、依然として有効だ。ネックラインは1.10ドルをわずかに上回る水準に位置し、最近の取引では強気派がこのエリアを守ったことで、下抜けの確定が回避された。ただし、このパターンは、価格が明確に否定する動きを見せるまでは有効なままだ。パターンから算出される下落幅に基づけば、明確なブレイクが成立した場合、XRPは0.96ドル近辺まで下落する可能性がある。

ネックラインが守られている背景には、短期トレーダーというより、長期投資家の動きが大きく影響しているとみられる。

Glassnodeのデータによると、XRP保有者の純ポジション変化は、6月19日の約2.5895億XRPから、6月21日には約2.6425億XRPへと増加した。この増加は、少なくとも155日以上トークンを保有している投資家が、足元の軟調局面で買い増しを行い、現在のゾーンを魅力的なサポート水準と見なしていることを示唆している。

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XRPのサポート

長期保有者による積み増しが続いている一方で、オンチェーンの供給分布を見ると、多くの投資家が想定しているほど、現在価格の下には厚いサポートが存在しない可能性が浮かび上がっている。

Glassnodeの取得コスト分布データによれば、およそ5,620万XRPが現在の取引レンジ周辺で最後に取得されており、一定のサポートクラスターを形成している。しかし、その下の1.10〜1.11ドルゾーンには約2,460万XRPしか存在せず、その上のクラスターの半分以下の規模にとどまっている。

このギャップが重要なのは、ネックライン割れの際に買い手として動く参加者が少ない可能性を示唆しているためだ。1.10ドルを明確に割り込めば、XRPはまず1.04ドル近辺までの下値余地にさらされ、その後に0.96ドル前後のテクニカルターゲットが意識される展開になり得る。売り圧力が一段と強まれば、トレーダーは0.89ドル近辺の水準にも注目し始めるかもしれない。

強気シナリオの条件としては、XRPが1.14ドルのフィボナッチ水準を回復し、さらに1.17ドルを上抜ける必要がある。これにより、パターンの右肩が無効化されることになる。

1.29ドルの突破が達成されれば、弱気パターンは完全に打ち消され、より強い強気の見通しが回復する。

XRPはここ数カ月、機関投資家の関心の高まりと、暗号資産市場全体の弱さが交錯するなかで、急激な値動きを繰り返してきた。こうした相反する力がぶつかり合うことで、1.10〜1.30ドルレンジは、トークンの中期トレンドにとって最も重要な攻防ゾーンのひとつとなり続けている。

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