Alliance DAOの共同創業者であるQiao Wangは、プライバシー重視のトークンであるZcash (ZEC) を「暗号資産における最後の1000倍候補」と表現した。これは短期売買の対象ではなく、政府の行き過ぎた介入、マネーの膨張、社会主義の台頭、そして進歩する量子コンピューティング などを背景にした、数十年単位の確信に基づくベットだと位置づけている。
プライバシーコインの仮説
Wangは3月15日にXへの投稿で、Zcashを「1000倍リターンを狙える唯一のデジタル資産」と見なす姿勢を維持していると述べ、その理由として「数十年規模にわたる巨大な追い風」を挙げた。彼はこのアプローチをビットコイン (BTC) の保有戦略になぞらえ、トークンを売買するのではなく、投資家は「無関心の時期に積み増し、10〜20年保有すべきだ」と記している。
その後の投稿で彼は、暗号資産には依然として10倍や100倍のチャンスは多く存在するとしながらも、1000倍リターンには「異常に巨大なTAM(獲得可能市場)」が必要だと主張した。つまり、数十年にわたってその規模の再評価を吸収できるほど広い市場だということだ。記事執筆時点で、ZECは265.60ドルで取引されていた。
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なぜ重要なのか
Helius LabsのCEOであるMert Mumtazも、同じスレッド内でこの主張を補強し、11月に発表した「The Last 1000x in Crypto: A Privacy Thesis(暗号資産における最後の1000倍:プライバシーの仮説)」と題する論考を引き合いに出した。
Mumtazは、ビットコインは1兆ドル規模の資産となることで正当性の問題を解決し、Solana (SOL) とEthereum (ETH) はプログラマビリティとスケーラビリティの問題を解決したが、プライバシーは依然として「最後に残されたピース」だと述べた。
彼はさらに、既存の分野における今後の改善は「桁が変わるような拡大ではなく、限界的な改善にとどまる」とし、そのためプライバシー分野こそが「非対称なアップサイドが残る最後の領域」だと指摘した。
議論は、なぜ他のプライバシープロトコルではなくZcashなのか、という点にも及んだ。Anomaの共同創業者でありShielded Labsの理事でもあるAwa Sun Yinは、昨年末に、米国大統領と面会できるほどのアクセスを持つ人物が政治界隈で「ビットコインや暗号資産の保有は『誰からでも見えるし、差し押さえ可能だ』」と主張し、その代替としてZcashを推奨していたという噂話を振り返った。
Awaは、この話の事実関係そのものよりも、その「もっともらしさ」の方が重要だと述べ、「もしその人物がMonero (XMR) やその他のプライバシーコインを勧めていたとしたら、この話は信ぴょう性を持たなかっただろう」と記した。
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