リップル(Ripple)は1月9日付の書簡でSEC(米証券取引委員会)に対し、証券の募集と、二次市場における基礎トークンとを法的に明確に区別するよう求めた。この新たな枠組みは、同社が当局と長期にわたって争ってきた裁判の後、XRP がどのように規制されるかに直接影響することになる。
何が起きたのか:トークン分類見直しの提案
最高法務責任者(CLO)のスチュアート・アルデロティ(Stuart Alderoty)、ゼネラルカウンセルのサミール・ドンド(Sameer Dhond)、副ゼネラルカウンセルの**デボラ・マクリモン(Deborah McCrimmon)**が署名したこの書簡は、進行中のルールメイキング協議の一環として、SECの暗号資産タスクフォース宛てに送付された。
リップルは、規制当局は「分散性(decentralization)」を法的な尺度として用いることをやめるべきだと主張した。なぜなら、それが「耐え難い不確実性」を生み、「偽陰性」と「偽陽性」の両方の結果を招くからだとしている。
同社は、2025年3月21日および2025年5月27日の以前の提出書類に加え、**下院(House)のCLARITY法案(CLARITY Act of 2025)および上院(Senate)**での討議草案にも言及した。
リップルは、分類に関する判断が「管轄権、情報開示、二次市場での扱い」を直接的に形作ることになると主張している。
なかでも重要な部分は、SECの管轄権はトークンを恒久的に「証券」とラベル付けするのではなく、「義務の存続期間に時間的に限定されるべきだ」と論じている点だ。「委員会の管轄権は義務の存続期間を追うべきであり、その義務が存在する間は『約束』を規制する一方で、その約束が履行されるか、その他の理由で終了した時点で『資産』は解放されるべきだ」としている。
なぜ重要なのか:立法期限が迫る
この書簡は、**米上院銀行委員会(US Senate Banking Committee)**で予定されている包括的なデジタル資産市場構造法案の1月15日のマー クアップ(条文審査)のわずか1週間足らず前に提出された。
リップルは依然として、多額のXRPをエスクロー(預託)口座で保有している一方で、開発部門であるRippleXはXRP Ledgerへの貢献を続けている。
同社は、活発な二次市場での取引を規制当局の管轄権の根拠とする考えを明確に否定し、暗号資産市場を金や銀などのスポット商品市場になぞらえた。
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