タークス・カイコス諸島・プロビデンシアルズ発、2026年8月5日 /PRNewswire/ --
デジタル資産業界が、成長一辺倒の段階から、選別色の強い成熟フェーズへと移行するなかで、暗号資産取引所の役割は「売買の場」を超えて拡大している。流動性の厚さや商品ラインアップの広さは依然として中核だが、セキュリティ、透明性、規制対応力、インフラのレジリエンス、そして実社会でのユースケースといった要素が、長期的な競争力を測るうえでますます重要になりつつある。
こうした環境認識のもと、CoinGecko ResearchはKuCoin Exchange Reportを公表し、KuCoinの9年にわたる進化と、2026年上期のパフォーマンスを独立した立場から評価した。KuCoinのサービス開始9周年に合わせて発表された本レポートは、同社がトークン上場・アクセスを主軸とする暗号資産取引所から、世界4,500万人超のユーザーを抱える「デジタル資産インフラ」へと姿を変えてきた軌跡を検証するとともに、業界全体で進行している構造変化を映し出している。
レポートでは、KuCoinが「売買執行」の枠を超え、とりわけ決済分野と幅広い暗号資産ユーティリティへと事業領域を拡大している点を強調している。2026年上期には、オフチェーン決済の取扱高が前年同期比で300%増加し、決済オーダー件数は約25倍に拡大。サービス連携先・加盟店ネットワークも60%増と大きく伸長した。オンチェーン決済も急速に拡大しており、トレーディングを超えた実需ベースのデジタル資産利用ニーズが高まっていることがうかがえる。
CoinGecko Researchは、2026年上期におけるKuCoinの市場活動を方向付けたトレンドとして、以下の3点を挙げる。
1つ目は、慎重姿勢が強まる市場環境のなかでも、デリバティブ取引が相対的に底堅く推移した点だ。KuCoinでは、スポット市場の平均日次取引高が19.9億ドル、パーペチュアル(無期限先物)の平均日次取引高が30.7億ドルとなった。平日と週末のパーペチュアル取引高の差は9.4%にとどまり、24時間365日稼働するグローバル市場で、取引参加が継続していることがうかがえる。これは、信頼性が高く「止まらない」トレーディングインフラの重要性を裏付けるものでもある。
2つ目は、取引の多様化だ。KuCoinにおける主要18スポットペアのうち、BTCとETHが占めるシェアは、期初の74.3%から、6月末には45.2%まで低下した。CoinGecko Researchは、このシェア低下を、アルトコインや新興テーマ銘柄へのローテーションの加速と位置付ける。これにより、主要銘柄で潤沢な流動性を維持しつつも、急速に変化する投資家ニーズに機動的に対応する「上場・商品戦略」が、取引所にとって一段と重要になっていることが浮き彫りになった。
レポートはまた、トークン化市場を、プロダクト進化の主要分野として取り上げる。1月1日から7月29日までにKuCoinで新規上場したパーペチュアルのうち、約61%がトークン化株式や株価指数連動商品であった。これは、伝統的な市場テーマに対し、暗号資産ネイティブなインフラを通じて「24時間取引」でアクセスしたいという需要が高まっていることを示している。
これらを総合すると、取引所の競争力は、単なる取引高のみでは測れなくなっている。業界の成熟化が進むなかで、市場の厚み(マーケットデプス)、耐障害性の高いインフラ、規制対応力、透明性、プロダクトの適合性、そして実経済に根差したユーティリティといった要素こそが、長期的なリーダーシップを規定する条件になりつつある。
CoinGecko Researchは、KuCoinの9年にわたる進化を、「デジタル資産へのアクセスを提供する存在」から、「デジタル資産経済への長期参加を支える信頼性の高いインフラを構築する存在」への、業界全体の大きなシフトを象徴する動きと総括している。
詳細はKuCoin Exchange Reportを参照されたい。
KuCoinについて
2017年に設立されたKuCoinは、信頼性とセキュリティを軸に成長してきたグローバルな暗号資産プラットフォームであり、200以上の国・地域で4,500万人超のユーザーにサービスを提供している。高い安定性と「ユーザーファースト」の運営姿勢で知られ、先進的なテクノロジー、厚い流動性、強固なセキュリティ対策を組み合わせることで、途切れのない取引体験を提供している。1,500種類超のデジタル資産をカバーする多様な商品ラインアップを有し、金融の未来を見据えた透明性が高く、コンプライアンスを重視し、ユーザー中心のデジタル資産インフラの構築にコミットしている。これには、SOC 2 Type II、ISO/IEC 27001:2022、ISO/IEC 27701:2019といった各種認証が含まれる。近年は、オーストラリアでのAUSTRAC登録、欧州でのMiCAライセンス取得、その他市場での規制面の進展などを通じ、グローバルなコンプライアンス体制を強化してきた。
詳細は www.kucoin.com を参照。

