コモロ連合・ムツァムドゥ発、2026年7月16日、Chainwire配信
MEXCは、暗号資産現物・デリバティブの「ゼロ手数料取引」で先行するグローバル取引所として、 2026年5〜6月期の隔月セキュリティレポートを公開した。 「セキュリティと信頼を最優先する世界的なゲートウェイ」という戦略的ポジションを、定量データで裏付ける内容となっている。
報告によれば、MEXCの先物保険基金は6月29日時点で7億5,000万USDT超に到達し、前回期比で34%増と大きく拡大した。 同時に、リザーブ検証データでは、BTC、ETH、USDT、USDCのいずれも準備率が100%を大きく上回り、 なかでもビットコインの準備率は269.35%と、高水準の超過担保を示した。
一方で、5〜6月期の暗号資産業界全体では、セキュリティインシデントが依然として高止まりしている。 主要なブロックチェーン監視機関の集計では、当該期間中に142件の独立したセキュリティインシデントが確認され、 検証可能な金銭的損失は約1億9,400万米ドルに達した。
分野別には、DeFi関連インシデントが件数ベースで全体の55%を占め、その損失は約1億5,000万米ドルに上る。 クロスチェーンブリッジ、秘密鍵管理、ユーザー側エンドポイントが、業界のセキュリティ面で三大脆弱ポイントとして浮き彫りになった。
こうした環境下で、取引プラットフォームにおける「資産リザーブの透明性」と「リスクバッファーの厚み」は、 利用者保護の根幹インフラとして一層の重要性を増している。
先物保険基金は7億5,100万USDTに拡大
MEXCの先物保険基金は、 6月29日時点で総残高7億5,100万USDTに到達し、前回の隔月開示時点から1億9,100万USDT超の純増となった。 この基金は、市場変動が急激に高まった局面で生じ得る清算時のスリッページを吸収する「システミックな緩衝材」として機能する。
市場全体のデルタリスクを基金側で吸収することで、強制ポジション調整メカニズムであるADL(Auto-Deleveraging)の発動頻度を抑制し、 すべてのデリバティブ市場で秩序ある清算環境を維持することが狙いだ。
基金の健全性やリザーブ残高は、パブリックなMEXC Proof of Trustインターフェースを通じ、 リアルタイムで監査可能な状態にある。
主要銘柄は超過リザーブを維持、BTC準備率は269.35%
MEXCは先物市場向けのリスクバッファーに加え、ユーザーがオンチェーン上で資産裏付けを検証できる「Proof of Reserves(準備金証明)」の仕組みを通じ、 カストディ透明性の向上を図っている。
報告日現在の主要資産の準備率は次のとおり。
- BTC: 準備率269.35%。ウォレット保有量12,656.63 BTCに対し、ユーザー残高は4,698.90 BTC。
- ETH: 準備率118.14%。ウォレット保有量は77,527.30 ETH。
- USDT: 準備率113.95%。ウォレット保有量は約21.39億USDT。
- USDC: 準備率125.41%。ウォレット保有量は約9,541万USDC。
これらのリザーブデータは、オンチェーンウォレットアドレスおよびMEXCのマークルツリー方式のProof of Reservesシステムを通じて公開されており、 利用者は自ら資産裏付けを検証することができる。
また、プラットフォーム全体のカストディ水準を底上げするため、MEXCの「Guardian Fund」はUSDTとBTCによる二重リザーブ構造を維持している。 ファンドが保有する暗号資産はすべて分別管理され、オンチェーンアドレスにひもづけられた形で公開されており、 常時の外部監査に耐え得る体制だ。
先に公表されているリスク管理チームの「戦略的資産拡大ロードマップ」も、計画どおり進捗しているという。
Guardian Fundのウォレットアドレスは以下のとおり。
- USDT: https://etherscan.io/address/0x469AfE803C54A36674C55231489Cf4b61da8c1bC#tokentxns
- BTC: 1MDVjZdX8QD212pT8Z8EMP7DuFQHKqN3mx
リスク把握から資産回収まで、取引ライフサイクル全体をカバー
5〜6月期は、ユーザー側を狙った攻撃も増加基調が続いた。 フィッシング詐欺やエンドポイント/サプライチェーン上の侵害により、約2,859万米ドルの損失が発生したとされ、 アカウントリスクの早期検知、不審資金の追跡支援、損失の最小化や資産回収能力の重要性が一段と鮮明になっている。
MEXCでは、こうしたユーザー保護体制を、単なる資産リザーブにとどまらず、インフラ全体に組み込んでいる。 具体的には、高度なアカウントリスク識別エンジン、外部機関と連携した資金フローのフォレンジック調査、 誤送金・誤入金に対する体系的な資産回収プロセスなどを統合的に運用している。
5〜6月期の実績では、MEXCのフィナンシャル・インテリジェンス・ユニットが、組織的な不正集団と関連する9,518件のアカウントを検知・制限し、 4,394件の詐欺ネットワークを実質的に無力化した。
これら違法オペレーションの地理的分布を見ると、特に以下2地域への集中が目立つ。
- CIS(独立国家共同体)地域:2,096件の詐欺ネットワークを遮断
- インドネシア:1,229件の詐欺ネットワークを遮断
さらにMEXCは、内部抑止だけでなく、司法当局・法執行機関との協力枠組みも大きく拡充した。 コンプライアンス部門は、外部からの法的調査要請497件を処理し、そのうち53件については司法命令に基づく資産凍結を実行した。
取引モニタリングシステムでは、流入段階における高リスク不正資金7件をリアルタイムで検知し、 合計303,277 USDTを即時凍結して、取引所全体の流動性プールへの「汚染」を未然に防いだ。
ユーザー側のオペレーションミスに起因するトラブルについては、 クロスチェーン誤入金や送金先アドレスの誤指定を含む812件の個別資産回収依頼を手作業で処理し、 合計343,515 USDT相当の資産の回復に成功している。
これらの案件はすべて、手作業による資産照合とオンチェーン・フォレンジック調査を組み合わせた二重チェック体制のもとで審査された。 コンプライアンスチームは高度なマルチレジャー/クロスチェーン・トレーシング技術を駆使し、 誤送金先の特定から資産の隔離、安全な返還までを一貫して実行している。
MEXCのVugar Usi CEOは次のように述べている。 「本当の意味での信頼は、リスクが顕在化する前に交わす約束ではなく、 危機に直面したときでも保護が“見えるかたちで検証可能か”どうかで決まります。 先物保険基金が7億5,000万USDTを超えたことに加え、公開されたProof of Reservesにより、 MEXCは“セキュリティと信頼を最優先する世界的なゲートウェイ”としての役割を一段と強化しました。 すべてのユーザー資産を守る――その姿勢にいささかの妥協もありません。」
MEXCについて
MEXCは、170以上のマーケットで4,000万人超のユーザーに利用されている、 世界で最も成長の速い暗号資産取引所の一つである。 「ユーザーファースト」の思想を掲げ、業界をリードするゼロ手数料取引と、 3,000種類超のデジタル資産へのアクセスを提供している。
「Gateway to Infinite Opportunities(無限の機会へのゲートウェイ)」として、 暗号資産だけでなく、株式、ETF、コモディティ、貴金属などのトークン化資産まで、 幅広い商品を単一のプラットフォーム上でシームレスに取引できる環境を整えている。
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