YellowのクリアリングレイヤーがArcと接続し、Arc上でUSDCを保有するアプリケーションやAIエージェントは、資金を仲介者に預けることなく、クロスチェーンで取引と決済を行えるようになった。
米サンフランシスコ発・2026年9月16日──エージェント経済向けのトラスト/決済レイヤーを手がけるYellowは、ステーブルコイン・ネイティブな金融およびエージェントコマース向けのオープンなEVM互換レイヤー1「Arc」上で、自社クリアリングレイヤーの稼働開始を発表した。Arc上に構築されたアプリケーションおよびAIエージェントは、チェーンの稼働初日から取引のクリアリングと決済を実行でき、資金は第三者に預託されることなく、合意済み条件の充足に応じて解放される。
YellowはArcのメインネットローンチ時点から統合されており、既に接続済みのEVMチェーンに加え、SolanaやXRPLと並ぶ接続チェーンとなる。具体的には、Arc上でUSDCを保有するアプリケーションやエージェントは、Yellowのクリアリングレイヤーにデポジットし、Yellowのネイティブ流動性に対してマシンスピードで取引を行い、その後EVM/非EVMを問わず接続されている任意のチェーンへ出金できる。前日まで、そのエージェントはArcからYellowへの経路を持たなかったが、現在は接続されており、その利用にあたってカウンターパーティやカストディアンに資金を預ける必要はない。
AIエージェント同士が、コンピューティングリソース、データ、APIアクセスなどを相互に支払いつつ取引するケースが増えるなか、それをスケールさせるには、特定の一主体が資金を預かるモデルに依存しないクリアリングが不可欠となる。Yellowが提供するのはまさにそのレイヤーだ。接続された各チェーン上には資産を保管するボールトが設置され、エージェントおよびアプリケーション間の取引は、トラスト最小化されたノンカストディアルなオフチェーン基盤でクリアリングされ、決済はあらかじめ合意された条件に沿って実行される。Arc上のエージェントは、いまやこのクリアリングレイヤーに直接アクセスできる。
「AIエージェントは実体経済のプレーヤーになりつつあり、彼らが実際に行っているトランザクションの姿──高速で連続的、かつ人間の承認を逐一必要としない形態──に合わせたインフラが必要です」とYellow共同創業者のAlexis Sirkia氏は語る。「Arcはステーブルコイン・ネイティブな金融とエージェントコマースのために設計されており、まさにクリアリングを必要とするアクティビティに特化しています。Arc上で構築されるエージェントは、チェーンがローンチしたその日から相互に取引し、決済できるべきであり、本日からそれが可能になりました。」
次のフェーズとして、Yellowアカウントへの資金供給手段としてUSDCナノペイメントを有効化する計画も進んでいる。
開発者はarc.ioでArcの詳細を確認できるほか、yellow.orgからYellow上での開発を開始できる。
ディスクレーマー
ArcはArc Network Services LLC(「Arc LLC」)によってローンチされたオープンなL1ブロックチェーンであり、パーミッション型バリデータセットによって運用されている。Arc LLCはソフトウェアサービスのみを提供し、規制対象となる金融サービスや助言サービスは提供していない。Arcはニューヨーク州金融サービス局を含む、いかなる規制当局による審査・承認も受けていない。
Arcネットワークは「現状有姿(as is)」および「提供可能な範囲(as available)」で提供される。Arcの利用には、スマートコントラクトの脆弱性やネットワーク障害、トランザクションの誤りや損失が発生した場合に救済手段が存在しないことなど、ブロックチェーン技術に内在するリスクが伴う。Arc上でトランザクションを行う能力は、ガス代支払いのためのUSDCを取得・利用できるかどうかに依存する。Arc LLCおよび任意のパーミッション型バリデータは、Arc上で構築または統合されている第三者のアプリケーション、プロトコル、サービスの内容、正確性、合法性、機能性について、一切の責任を負わない。ユーザー向けに提供する機能やサービスについては、必要なライセンスや承認の取得を含め、関連法令の遵守も含めて、利用者自身が単独で責任を負う。
Arcのあらゆる機能は、予告なく変更、延期、または中止される可能性がある。本文は、いかなるコミットメント、保証、確約、または法的・規制上・税務上・投資上の助言を構成するものではない。
Yellowについて
Yellowはエージェント経済のためのトラスト/決済レイヤーである。ノンカストディアルなステートチャネル技術上に構築されており、接続された複数のブロックチェーン間において、AIエージェントやアプリケーション間の取引をマシンスピードかつマシンスケールでクリアリング・決済する。資金は第三者に預けられるのではなく、あらかじめ合意された条件の充足に応じて解放される仕組みだ。詳細はyellow.orgを参照のこと。
メディア問い合わせ先:Shyla Khan(CMO)
