**リップル(Ripple)のCEOであるブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)**は、マイケル・セイラー(Michael Saylor)率いるストラテジー(Strategy Inc.)が、レバレッジを用いたビットコイン(Bitcoin) (BTC)の積み増しによって、暗号資産売り相場の深刻化に一役買ったと述べた。
主なポイント:
- ガーリングハウス氏はストラテジー社のビットコイン資金調達モデルを批判し、長期的な価値を生むのは財務工学ではなくユーティリティ(実需)だと主張した。
- 彼の発言は、ビットコインが6万ドルを割り込み、XRP (XRP)が1ドル割れのリスクに直面する中で出てきた。
- ストラテジー社が計画する「ビットコイン・モネタイゼーション・プログラム」は、弱い相場環境で売り圧力を一段と高めるとの懸念を呼んでいる。
ガーリングハウス氏の批判
ガーリングハウス氏は、CNBCの「Squawk on the Street」が、自身のインタビューのうちストラテジー社によるビットコイン購入計画に関するコメントを取り上げたことを受け、X上で批判を再燃させた。
彼は「財務工学が長期的価値を生むわけではない。価値を生むのはユーティリティだ」と述べ、さらに「マイケル・セイラー率いるチームは正しいことに注力しておらず、そのことが市場全体を傷つけている」と付け加えた。
ガーリングハウス氏は、ビットコインに対して強気姿勢を維持しているとしつつも、ストラテジー社が優先株やその他の資金調達手段を使って、ビットコインの積み増しにレバレッジをかけたと指摘した。彼はこのアプローチについて、「上昇局面では盛り上がりを生んだが、今は下落局面でその効果が複利的に働いている」と述べた。
リップルのトップである同氏は、ストラテジー社の永久優先株であるSTRCに言及し、その価格が額面100ドルを割り込んだことを指摘した。STRCはその後、ストラテジー社がデジタル・クレジットの買い戻し、12%の配当、および38億ドルの現金準備計画を発表したことを受けて、83.67ドルで前日比12.20%高で引けた。
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ビットコインへの圧力
これらのコメントは、ビットコインが6万ドルを割り込み、暗号資産相場全体の調整が進む中で、XRPが1ドル水準近辺で売り圧力にさらされているタイミングで飛び出した。
報道で引用されたオンチェーンデータによれば、XRPの次のサポート水準は0.80ドル、0.62ドル、0.51ドルとされている。同じ市場環境のもとで、トレーダーは大型トレジャリー保有者が、すでに弱い地合いにさらなる強制売りを加える可能性に注目し続けている。
ストラテジー社は、BTCを売却してUSDリザーブ、STRC配当、MSTR株の自社株買いを賄う「ビットコイン・モネタイゼーション・プログラム」を発表している。
この発表を受け、MSTR株は月曜日に12.60%反発したが、同時に今後のビットコイン売却の可能性に対する懸念も一段と強まった。
アナリストは、BTCが重要指標である200週移動平均線を下回って推移しているため、依然として慎重な姿勢を崩していない。ガーリングハウス氏のコメントは、市場の弱さを「暗号資産のバリュエーションが、バランスシート上の仕掛けではなくユーティリティに依拠できるかどうかを試す局面」と位置づけた。
ストラテジー社は、市場での存在感を積極的なビットコイン購入と、投資家にレバレッジドなエクスポージャーを与える金融スキームによって築いてきた。このモデルは上昇相場では注目を集める力を増幅させたが、最新の売り相場では同じ構造が圧力の源泉となっている。





