ステラの出来高が3倍超に急増も、XLMは依然0.20ドルが厚い壁

A 221% volume spike lifted Stellar's XLM to within reach of the $0.20 resistance level bulls have failed to clear since June (Image: Shutterstock)
A 221% volume spike lifted Stellar's XLM to within reach of the $0.20 resistance level bulls have failed to clear since June (Image: Shutterstock)

ステラ (XLM) は月曜日、24時間で8.2%上昇した。出来高が前日比221%増と急膨張し、過去3カ月突破できていない0.20ドルの上値抵抗へと接近している。

主なポイント

  • XLMは24時間で8.2%上昇し、日次出来高は221%増と3倍超に膨らんだ。
  • XLM先物の建玉(オープン・インタレスト)は14.4%増加し、ポジション解消ではなく新規建てが優勢だったことを示唆。
  • 現物価格は0.173~0.195ドルのレンジ内にとどまり、依然として0.20ドル突破が強気派の重要な課題となっている。

XLM価格、0.184ドルでショート勢を焼き払う

今回の上昇により、XLMは9月を通じて買い方が何度も防衛してきた0.173ドル近辺のサポート水準から切り返した。デリバティブ指標によれば、同期間にオープン・インタレストが14.4%増加しており、売りポジションの解消というより、新たな資金が市場に流入した形だ。データではスポットの累積出来高デルタ(CVD)も価格と歩調を合わせて上昇しており、ネットでの買い超過が確認できる。

一方で、上昇局面では資金調達率(ファンディングレート)が一時マイナスに沈んだ。0.184ドルのレジスタンスで売りを仕掛けていたトレーダーは、その水準がサポートとして機能したことでショートスクイーズに巻き込まれた格好だ。XLMはその後、ニューヨーク時間の午後には約2億7,700万ドルの出来高を伴い、取引水準は0.195ドル前後まで切り上がった。

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トレーダーが注視する0.20ドルの清算クラスター

チャート分析では、0.173ドルはこの夏の上昇幅に対する78.6%戻し(フィボナッチ・リトレースメント)付近に位置しており、この価格帯に押し目買いが集まりやすい理由とされる。ただ、より難しいのは上値だ。4時間足チャートを読むアナリストの多くは、まず0.195ドル近辺の供給ゾーンを明確に上抜けなければ、6月以降XLMの上昇を抑え続けているレンジ内で再び失速しかねないとみる。

清算マップによれば、0.20ドル近辺にはレバレッジをかけたポジションが密集しており、価格はこうした清算クラスターに引き寄せられやすい傾向がある。

一方で、現物の厚い買い支えを伴わないまま、急速にこのゾーンへ駆け上がるようなら、実需を伴ったブレイクアウトというより、流動性狩り(ストップ狩り)色の濃い動きとなる可能性が高い。その場合に0.20ドル突破に失敗すれば、再び0.17ドル台のサポート方向への押し戻しを示唆するシグナルにもなりうる。

マクロ環境も追い風となった。主要アルトを含むほぼすべての大型トークンが月曜日に上昇し、セクター全体としては約2週間ぶりとなる日次ベースの大幅高を記録した。一方で先物市場では、今週の米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ確率を86%超と織り込みつつある。

規制面では、米国の暗号資産規制の明確化を目指す「Clarity Act」への期待も高まっている。予測市場では同法案の年内可決確率が、9月初旬の約12%から足元では3割程度まで切り上がった。

ステラの銀行向け実証実験がXLM需要を下支え

ステラ開発財団は今年、個人投資家向けよりも規制下の金融機関との連携を重視してきた。その象徴的な事例が先週明らかになったものだ。U.S. Bankは9月9日、独自のドル連動型ステーブルコイン「USBDC」を用い、北米と欧州拠点間のクロスボーダー決済をステラネットワーク上で実施したと発表した。

同行は、この取引は顧客向けサービス開始時期を定めない内部パイロットに過ぎないと位置づけており、こうした実証実験が単日のトークン価格を大きく押し上げるケースは多くない。実際、XLMは8月末時点で0.187ドル近辺を推移しており、2018年1月に記録した約0.88ドルの史上最高値から依然として約78%下にある。今回の上昇も出来高こそ膨らんだものの、長期的な下降トレンドの中での一時的な戻り局面という評価は変わらない。

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Alexey Bondarev

アレクセイ・ボンダレフは Yellow.com のコンテンツ責任者であり、過去 10 年間にわたって暗号資産分野を取材してきました。彼は、分析的な報道、業界コンテクスト、そして AI 時代やセキュリティ技術からフィンテック・イノベーションに至るまで、暗号資産を形作るより大きな力に焦点を当てた、詳細なリサーチ記事やラーニング記事を専門としています。彼は「デジタルなものがアナログなものを間もなくすべて凌駕する」と信じており、その実現のために日々努力を続けています。

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