ReapとMeitu傘下EveLab Insight、PivotaがMOU締結 エージェント主導型ビューティーEC実現に向け協業検討

Reap、EveLab Insight、Pivotaが、AIによる肌診断から商品推薦、決済までを一気通貫でつなぐ エージェント主導型ビューティーECの実用化に向け協業を模索。
23分前
ReapとMeitu傘下EveLab Insight、PivotaがMOU締結 エージェント主導型ビューティーEC実現に向け協業検討

本提携により、パーソナライズされた消費者体験とチェックアウトプロセスが、Reapの「エージェント主導型ペイメント」ソリューションで接続されることを目指す。

香港発のグローバル・フィンテック企業Reapは、世界の企業向けにステーブルコイン対応インフラを通じた金融接続性とアクセスを提供している。同社はこのほど、国際的な肌解析ソリューションを展開し「MakeupPlus」アプリを運営するMeitu傘下のEveLab Insight、そしてAIアプリケーションとマーチャント、決済インフラをつなぐグローバル・コマーステック企業Pivotaとの間で、戦略的提携を検討する覚書(MOU)を締結した。

この協業は、ビューティー領域の消費者向けに、AIを活用したパーソナライズドな購買体験を提供し、商品発見からマーチャントのチェックアウト、支払いまでをシームレスにつなぐことを狙う。利用者は「MakeupPlus」を通じて肌や美容の分析を受け、同意に基づき嗜好に即したレコメンデーションを受け取ることができる。Pivotaは価格や在庫状況などを考慮しながら適切な商品、マーチャント、購入チャネルを選定し、その後、Reapが対応するインテグレーションを通じてチェックアウトと注文確定を処理する構想だ。

購入の最終決定権はあくまで利用者にあり、必要に応じて支払内容を確認し、安全なパスキーで承認する。Reapのエージェント主導型ペイメントサービスは、ユーザーが事前に承認した権限と決済情報に基づき、エージェントがカード決済を実行できるよう設計されており、支出上限や利用制御、取引記録の管理を可能にしている。

Reap共同創業者のDaren Guo氏は次のように述べている。

「AIは、人々が“欲しいものを見つける”支援については、すでに非常に高いレベルに達しつつあります。しかし、『支払い』の段階で体験が途切れてしまうのが現状です。Reapのエージェント主導型ペイメントは、そのギャップを埋ぐために構築したものであり、人々の『支払い方』そのものを再定義するという当社ビジョンの一部です。消費者が事前に定めた条件の範囲内で、エージェントが簡単かつ安全に購入を完了できるようにしたい。EveLab Insightとの取り組みでは、AI主導の商品発見と決済テクノロジーを、一体化したシームレスなショッピング体験として提示したいと考えています。」

EveLab InsightのCEO、Zha Xi氏はこう語る。

「AIによって、ビューティーの発見プロセスをより個人に寄り添った、有用なものにできる実践的ユースケースを模索できることに期待しています。パーソナライゼーションは、人々が“自分にしっくりくる”商品を見つける助けになるべきで、本人が思いもよらなかったアイテムとの出会いも含まれます。特にビューティー領域は、個々の嗜好が結果を大きく左右する分野です。AI主導の発見プロセスを、よりスムーズな購入プロセスと結びつけることで、ショッピング体験をより関連性が高く、実用的なものにできると考えています。」

Pivotaの創業者兼CEOであるPeng Xu氏は、ショッピング体験の本質について次のように述べる。

「良いショッピング体験とは、関連性の高い商品を見つけることだけではありません。重要なのは、顧客が“今買いたい”と思ったその瞬間に、実際の行動へと移れるよう支援することです。Pivotaは在庫状況、価格、取引実行可能性といった要素を踏まえ、適切な商品、マーチャント、購入チャネルを評価します。EveLab InsightとReapとともに、この仕組みを個別最適化されたビューティーショッピングに組み込むことで、顧客が購買の主導権を保ちながらも、よりシームレスな体験を実現できるかどうかを検証していきます。」

ビューティー関連の購買意欲は、多くの場合、消費者が具体的な商品名を把握する前から芽生える。この提携構想は、EveLab Insightによるパーソナライズドなレコメンドを、Pivotaのプロダクトおよびマーチャント選定機能と接続し、その後の決済をReapのインフラで利用者承認のもと完結させることで、購買プロセス全体を高度化することを目指している。導入が進めば、消費者は従来見逃していたかもしれない商品を発見できる一方、パートナー企業側は、レコメンドからチェックアウトまでを一貫してカバーする「エージェント主導型コマース」を、実務レベルで実装する手段を得ることになる。

EveLab Insightについて

EveLab Insightは、スパやグローバルなスキンケアブランド向けに、AIによる肌解析、高解像度イメージング、ビューティーテックソリューションを提供している。同社が開発・運営する「MakeupPlus」は、iOSおよびAndroid向けのAI搭載メイクアップカメラ兼フォトレタッチアプリで、リアルタイムARを利用したバーチャルメイク機能に加え、肌質や顔のパーツ補正のための各種ツールを備える。

Pivotaについて

Pivotaは、AIエージェントのための「コマースにおける意思決定・実行レイヤー」の構築を進めている。AI搭載アプリケーションとマーチャント、決済インフラをつなぎ、プロダクトディスカバリーを実際のトランザクションへと転換する役割を担う。プラットフォームは、インテリジェントな商品・マーチャント選定、オーソリ可否判断、チェックアウトおよびペイメントルーティング、統合パートナー経由での注文実行を可能にする。なお、Pivotaは顧客資金を保管・移転したり、ファイナンスを提供したりすることはない。

Reapについて

Reapは、ステーブルコインネイティブなインフラを通じ、世界中の企業に金融接続性とアクセスを提供するグローバル・フィンテック企業である。

同社のミッションは、トラディショナル・ファイナンスとデジタルアセットを融合させることで、資金移動をより効率的に行える相互接続型の金融エコシステムを構築し、分断された経済圏を橋渡ししながら、主要な金融市場同士をつなぐことにある。

Reapはアジアでいち早くステーブルコインを自社ソリューションに組み込み、現在ではステーブルコイン建てのトランザクションフローで数十億規模を処理しており、企業によるステーブルコイン採用の急拡大を反映している。ステーブルコイン対応のコーポレートカードから国際送金まで、統合型ビジネスアカウントや埋め込み型金融ソリューションを通じて、企業の資金管理を効率化し、スケール支援を行う。

2026年には、米暗号資産取引所Krakenの親会社であるPaywardに買収され、アジア有数規模のフィンテックM&Aの一つとなった。これにより、トレーディング、カストディ、決済、レンディング、オンチェーンファイナンス、ベンチマークなどを包含する相互運用可能なスタックの一員となっている。

Reapは2018年に香港で創業し、現在は世界で約300人の従業員を擁する。

Reapの詳細は reap.global を参照されたい。

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