ブロックチェーン分析企業 Santiment によると、Cronos (CRO) と Bitget Token (BGB) の大口保有者によるアクティビティは、先週比で800%以上増加した。
このデータは、時価総額5億ドル超のトークンを対象に、追跡 されたクジラ取引をまとめたものだ。
Cronos のクジラ活動は前週比1,111%増となり、Bitget Token も大口保有者による取引が800%増加した。ステーブルコイン Circle の USDC (USDC) は、Optimism ネットワーク上でクジラ活動が500%超の伸びを記録した。
Santiment は、一定以上のトークンを保有するアドレスからの取引をクジラ活動として定義している。過去のパターンから、こうした急増は取引量の拡大に先行する場合があると示唆されるものの、その相関が必ずしも保証されているわけではない。
データが示すもの
クジラ活動の増加率トップ10トークンのうち9つが、レイヤー2ネットワークまたはクロスチェーンプロトコルに関連していた。Optimism 上の Wrapped Ether は、大口保有者による取引が711%増加した。
LayerZero のトークン (ZRO) はランキングに2度登場し、Arbitrum 上で500%増、Ethereum (ETH) 上で420%増を記録した。MakerDAO のステーブルコイン DAI (DAI) は BNB Chain (BNB) 上でクジラ取引が433%増加した。
Mantle (MNT)、Usual Money の USD0 (USD0)、Kelp DAO の rsETH (rsETH) もリスト入りし、増加率は260%から309%の範囲となった。
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なぜ重要なのか
クジラ取引の指標は、多額のトークンを保有するアドレスからの送金回数や規模を測定するものであり、機関投資家や大口トレーダーによるポジション調整を示唆する場合がある。
しかし、クジラ活動が増えたからといって、価格の方向性が必ずしも予測できるわけではない。大口取引は、買い集め(アキュムレーション)と売り抜け(ディストリビューション)の双方のパターンを反映しうるため、その解釈には追加のコンテクストが必要となる。
暗号資産市場は依然としてボラティリティが高く、クジラ活動が活発なトークンは価格変動も大きくなりがちだ。このデータは、取引が買いなのか売りなのか、あるいはウォレット間の単なる移転なのかを区別していない。
Santiment の指標は、取引所の板情報ではなくオンチェーンのトランザクションデータに焦点を当てており、市場参加者の行動を読み解く一つのレンズにはなるものの、トレードの意図を完全に把握できるわけではない。
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